上山市の男性の濃厚接触者となった50代の母親も感染が判明した。母親は市内の小規模多機能型居宅介護事業所「ながすず」で介護を担当している。日常的に利用者と接していたが、症状が出た今月1日より前から出勤していないため、県はさらなる濃厚接触者はいないとみている。現段階で体調不良を訴える利用者や同僚は確認されていない。
さらに、クラスター(感染者集団)が発生した仙台市青葉区の英国風パブ「HUB仙台一番町四丁目店」を利用した鶴岡市在住の20代男性の感染も明らかになった。仙台市からの依頼で県が健康観察を続けていたが、PCR検査で陽性反応が出た。TDK庄内鶴岡工場(鶴岡市)で製造現場を担当しているが、同社によると業務上外部との接触はなかったという。県は同居家族3人と一緒にパブを利用した2人を濃厚接触者としている。
拡大防止、あらゆる手段―介護事業所
職員の感染が確認された上山市長清水の小規模多機能型居宅介護事業所「ながすず」を運営する、社会福祉法人みゆき福祉会の三沢邦昭理事長は6日、山形新聞の電話取材に「現段階で体調不良を訴えている職員や利用者はいないが、不安を感じる利用者もおり、あらゆる手段を講じて拡大防止に努める」と話した。
この日、施設への人の出入りはほとんどなく、外からは人影が時折うかがえる程度で静かな様子だった。高橋幸彦常務理事は「施設での濃厚接触者はいないとされたが、利用者にはしっかり説明し、理解してもらうことが重要。予防策を徹底し、その上で職員の自己管理や家族の状況にも気を配っていく」と強調した。
消毒に追われ出入り少なく―工場
男性従業員の感染が確認されたTDK庄内鶴岡工場(鶴岡市)は6日、場内の消毒など対応に追われた。敷地のゲートは半分閉じられ、人や車の出入りはほとんどなかった。
「当初は経過観察との連絡で、(男性従業員が)PCR検査を受けるかどうかも分からなかった」と総務部の担当者。毎朝の検温、健康状態の確認を従業員に求めており、会社が把握している限り、男性従業員にも発熱などの症状はなかったという。他の従業員との接触に関し、担当者は「保健所と一緒に確認していく」と語った。
TDK(東京都)もホームページ上で感染者の発生を公表。「関係機関と連携して迅速に対応し、感染拡大の抑止に取り組む」としている。
最終更新:4/8(水) 14:26
山形新聞




















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