北海道放送(株)
新型コロナウイルスにオリンピックの延期。ことしに入って、ただでさえ深刻な影響を受けているのが道内の観光業です。国による緊急事態宣言の発表でこの先はどうなるのでしょうか。
「空元気です!お客様来ないから、もう笑うしかありません!」(商店街の“自虐ポスター”)
小樽の観光名所のひとつ、堺町通り。観光客が激減し、時間を持て余したのか、商店街のメンバーは、およそ半月で3枚もポスターを作って状況を「自虐」しています。
道が独自で出した「緊急事態宣言」が、先月19日に終了したあとは、学生向けのイベントをするなど、復活に向けて動いていたさなかに、今度は国の「緊急事態宣言」。こうなったら!と自虐ポスターの第4弾、第5弾も計画しているといいます。
「とにかく下を向いていてもしょうがないので、明るく前向きに内外に情報を発信できればと思って、こんなポスターを作るに至りました」(小樽堺町通り商店街振興組合・坂口武アドバイザー)
「(感染者が)北海道は減ってきている。こんな時期だからこそやめるんじゃなくて、思い切って来てみてよかったです」(神奈川からの観光客)
道内では、すでに取り返しのつかない打撃を受けている観光地もあります。先週、ホテル1軒の倒産が明らかになった道東・弟子屈町の川湯温泉。こちらのホテルでは…
「こちらがコロナによるキャンセルの通知…」(川湯観光ホテル・中嶋康雄社長)
積みあがった予約のキャンセル用紙は、2月からおよそ3500件分。影響額は3500万円にも上っています。今後このキャンセル用紙がどこまで積みあがってしまうのか…先が見えない状況に悲鳴が上がります。
「ゴールデンウイークが、まずはどういう状況になっていくのか非常に心配しているところです。川湯温泉にとっては大打撃です」(川湯観光ホテル・中嶋康雄社長)
これから春を迎える道内を彩るのが桜。まもなく桜前線が到達する函館・五稜郭では、例年ならこの時期から増え始める観光客の姿が、いつもの1割程度に。春近し…とはいえない状況です。
「緊急事態宣言となると、より一層、お客様の動きはなくなるのかなと思う、北海道は対象に入っていませんけど、自粛しないといけない部分は大きいのかなと思っております」(五稜郭タワー営業部・横山傑さん)
インバウンドが減り、2月からすでに大きな影響を受けていた旭川の旭山動物園。今訪れているのはほとんどが地元の人だといいます。
「すごく(来園者が)少なくて驚いてました」「観光客が一切いなくて地元の人しかいない」(地元からの来園者は…)
「今までずっと十数年、観光という位置づけでやってきたが、改めて動物園の原点をしっかり定めて、身近に生きている生き物のことなど、発信の仕方を変えていこうかなと思っている」(旭山動物園・坂東元園長)
観光シーズンのゴールデンウイークまで、影響がさらに大きくなるのは確実で、観光業の試練はさらに続きます。
北海道放送(株)
最終更新:4/7(火) 20:15
HBCニュース
















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