「メタルギア」シリーズや『DEATH STRANDING』などを手掛けて、ゲーム業界に大きな功績を残してきた小島秀夫監督。英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)が個人に授与する最高栄誉賞のフェローシップ賞を受賞したのはつい先日のことだ。受賞の際に行われたインタビューの日本語版が公開されている。
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ゲームとの出会いなど小島監督のパーソナルな部分から『DEATH STRANDING』の制作過程まで、広範囲におよぶ質問が出されてそれに回答する形でインタビューは構成されている。インタビューはPDFにして10ページあるかなり長いものだ。すべて紹介することは難しいので、今回はゲーム制作者としての小島監督のこだわりがうかがえる部分をピックアップしたい。
小島監督といえば映画好きで知られる。コジマプロダクションで将来的には映画を作る意向を示すぐらいだ。ゲーム作りにも映画の影響が及んでいるのかという質問には、映画だけでなく、音楽や小説にも影響を受けているとしながらも、ストリーテリングや演出など多くの要素を映画から学んだと回答した。
ただし、あくまで小島監督が作っているのは「ゲーム」であり、その「ゲーム」を際⽴たせるのに映画で培った⼿法や技術を参考にしているとも語っている。
ゲームに関するこだわりは、ボス戦についても表れている。名前を知らない単なる強敵としてプレイヤーに立ちはだかる旧来のボス敵を単なる記号だと苦言を呈し、アイデンティティをもったひとりの人間として描くのが小島監督の手法だと語った。敵のことを知ったうえで戦う、そうすることで勝者が敗者の人生を吸収できる。これは映画では困難な手法でゲームならではの表現方法だと主張した。
フェローシップ賞を受賞したことについては、ゲーム作りを続けてきてよかったとし、今後もクリエイティブな活動を続けていくと表明している。
片岡龍一
最終更新:4/7(火) 19:04
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