【クルマは乗らなきゃ語れない】
ホンダS660(車両価格¥2,031,700/税込み~)
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さすがの緊急事態宣言化では、無駄な外出は許されないが、それでも仕方なく出かけなればいけない時、これなら乗ってみたい!なクルマが登場した。常に外気に十分晒されて「3つの密」とは無縁、なおかつカッコいいわりに威圧感が微塵もない、日本ならではの“箱庭軽2シーターオープン”ホンダS660のマイナーチェンジモデルである。
そもそもS660は、2015年にホンダの意地から生まれたクルマで、出る前からバカ売れしないことは分かっていた。なぜならS660の前身たるホンダ・ビートはバブル期に発売され、5年間で累計販売約3万4000台。年平均7000台弱は立派だが、イマドキ同じ軽スーパーハイトワゴンのNーBOXが“月”に2万台近く売れる時代である。ましてや今はバブル期のようなスポーツカー需要はない。いくらS660がお金をかけずに効率良く作られたからといえ、ビジネス的な大成功は見込めない。
しかし担当開発者は「今度は10年は作ります」と宣言。実際5年目を迎えて、マイナーチェンジは2回目。なかなか立派な心意気である。軽自動車ゆえ当然日本専売モデルで、現状月販300台がやっと。年間売れて3600台のクルマを、お金をかけてブラッシュアップさせるわけで、ある意味S660好きからすると、これほど贅沢なことはない。大会社ホンダが、赤字覚悟で“俺のクルマ”の質を上げてくれるのである。
事実今回のマイチェンは多岐に渡っており、スーパーカー然とした写真のアクティブグリーンパールなど新ボディーカラーの追加に、ヘッドライト、リアコンビライト、サブリフレクターの色変更。フロントグリル、アルミホイールデザインの変更にウィンカーは新たにサイドミラーにビルトインされた。
インテリアもアルカンターラと本革のコンビシートのデザインが変わった上、ステアリング、シフトノブにアルカンターラ素材を適用(αグレード)。先進安全装備の被害軽減ブレーキもαグレード以上で標準装備される。
最終更新:4/7(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL
































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