「この差は間違いなく大きい。シーズンでの明暗を分けることになるんじゃないかと思うと、不安でしょうがないよ」
ある球団のコーチがこう言った。コロナ禍で活動停止、活動休止、自宅待機、自主練習と球団ごとに対応が分かれているプロ野球。先のコーチが所属する球団は活動休止中とあって、
「仮にたった1週間だとしても、活動休止で自宅でのトレーニングしかできないのと、グラウンドでの自主練習で打撃投手の球を打つのとでは全然違う。同じ自主練習にしたって、監督やコーチを自宅待機にしている球団と、首脳陣の視察を認めている球団とでは、これまた全然違う。スタンドから目を光らせているだけでも、選手には気持ちの張りや緊張感が出る。自主練習の期間が長引けば長引くほど、実際にシーズンが始まったときには、大きな差が出るはずだ」
と、言うのである。
不安は選手も同じのようだ。首脳陣不在の自主練習を行っている日本ハムでは、選手数人が矢野外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐にオンラインでの指導を依頼。自らの練習内容を動画に撮り、ビデオ通話などでアドバイスを受けている。セルフチェックでは限界があるし、不安ばかりが募っているのだ。
先月31日からチームの活動を休止していたソフトバンクでは6日、選手会が球団と話し合いを行い、早ければ9日にもグラウンドでの自主練習を再開することが認められた。この間、球団施設の利用も禁じられ、自宅などでのトレーニングをするのが精いっぱいだっただけに、選手の顔には安堵の色が広がったという。
「自宅待機としていた西武が6日から自主練習となったが、楽天と中日はまだ活動休止。3選手に感染者が出た阪神は活動停止中で再開のメドは立っていない。自主練習としている日本ハム、巨人、オリックス、ヤクルト、横浜といった球団の中でも、いち早く7日から全体練習を再開する予定の広島のような球団もあれば、4月末まで全体練習をしないと決定している日本ハムのようなチームもある。良し悪しは別として、これで選手の調整具合はだいぶ変わってくるはずです」(球界関係者)
5日まで自宅待機だった西武の辻監督は「どこも同じ条件」と語っていたが、選手やコーチの不安は大きい。
最終更新:4/7(火) 16:49
日刊ゲンダイDIGITAL


























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