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コンサドーレ選手が給与返納申し出 野々村社長「感謝でいっぱい」

4/7(火) 6:01配信

道新スポーツ

申し出を受けるかは未定

 北海道コンサドーレ札幌の野々村芳和社長(47)が6日、札幌・宮の沢のクラブ事務所で、選手一同から4~9月の6カ月分の報酬の一部返納の申し出を受けたことについて、報道陣の取材に対応した。野々村社長は選手の思いに感謝。選手の給与カットは、あらゆる経費削減を行った上での選択肢だと説明した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響による大幅な収入減を見越し、札幌の全選手が総意で給与一部返納を申し出た。前日5日、主将のMF宮沢、MF荒野、GK菅野が野々村社長に提案した。選手による自主返納の申し出は日本のスポーツ界では初めて。選手一同は6日、「クラブに対して支援することを全選手合意のもと、決めました。その先にある北海道への支援につながると考えたからです」とクラブからコメントを発表した。

 野々村社長は「自分の頑張ってきた給与を削る決断は簡単ではない。本当にうれしいというか、感謝でいっぱい。クラブにとっても勇気をもらえる提案」と選手の心意気に謝意を示した。社長も10日ほど前に自身の給与削減を申し出ている。

 いまだリーグ再開のめどは立たず、公式戦再開後も入場制限などの感染対策が必要で、年間で5億円を超える損失が見込まれる。今季の強化費18億円のうち、選手スタッフの人件費は12億円。選手側は基本給や勝利給などを合わせ「1億円弱」の返納を提案した。

 野々村社長は「すぐ『ありがとう』と受け入れるわけではない。コスト削減にも順番がある」と話し、実際に選手の申し出を受け入れるかは未定。「社員の給与以外は全部見直して、まず今年生き残る」と決意を改め、減給は運営経費や広告費などを削減した後の苦肉の策だと明かした。 (石栗賢)

最終更新:4/7(火) 6:01
道新スポーツ

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