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坂本龍一「アートや音楽は食えません」 新型コロナウイルス状況下における役割とは

4/7(火) 11:57配信

J-WAVE NEWS

音楽家・坂本龍一が、新型コロナウイルスで社会が揺れる中で、音楽・アートの役割とは何か、自身の考えを述べた。

【画像】坂本龍一×真鍋大度、リモート収録の様子

坂本がトークしたのは、4月5日(日)からスタートしたJ-WAVEのPodcast連動プログラム『INNOVATION WORLD ERA』のワンコーナー「FROM THE NEXT ERA」。同番組の第一週目のナビゲーターであるライゾマティクスの真鍋大度と語り合った。状況を鑑み、今回の放送はリモートで収録された。

新型コロナウイルス、日本の対応に危機感

坂本はニューヨーク在住だが、3月頭からは日本で過ごしているそうだ。ヨーロッパやアメリカの急速な感染の拡大やロックダウンに比べ、日本の状況は「非常にゆるくて」と危機感を示した。坂本は日本にいながらニューヨークの方針に準じ、早い段階から外出の自粛をしていたという。

「友だちと気軽に会ったりできないことは、ストレスです。しかし、世界を見ると、人工呼吸器がなくて一日に何十人も亡くなっている。それに比べれば、家に籠もっているストレスなんて、ニューヨークのアンドリュー・クオモ知事も言っていますが、贅沢です。先進国と言われるヨーロッパやアメリカで、デバイスがないから亡くなっている状況なんだということを、日本のみなさんも共有してほしいですね」(坂本)

また「見たくても見られなかった本や映画などに触れ、自分に養分を与えるいい機会ではないか」とも話し、真鍋も同意した。

ビデオ通話を用いた「オンライン飲み会」も話題になっている。坂本はまだチャレンジしていないが、真鍋は少しずつ試している。ただ会話を楽しむだけではなく、「そこに新しいアイデアもあるかな」と考えているようだ。

「リアルスペースで10人、20人とかで集まって話すと、自然とグループ分けされていくじゃないですか。でも、今のところオンラインのツールは、同じグループで話しますよね。話している内容をAIとかで解析して、自然にグループ分けをするなど、新しいオンラインのコミュニケーションが出てくるんじゃないかと考えながら試しています」(真鍋)

新型コロナウイルスが終息したあとは、ポスト・パンデミックの時代が来る。これまでアナログな方法で仕事をしていた業種でも、オンライン化に適応しないことには生き残れないだろうと、坂本は述べた。

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最終更新:4/7(火) 13:00
J-WAVE NEWS

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