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『保育園が子ども預かり拒否』...病院職員とその家族らが受ける“冷たい視線” 職員語る『これが現実』

4/7(火) 14:48配信

MBSニュース

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、医療の現場で起きている風評被害の問題です。医師や看護師など医療関係者は地域医療を支えるために日々業務を続けていますが、そうした努力を踏みにじるような事態が相次いでいます。

“職員をバイ菌扱い”北播磨医療センター

医療現場でも感染が続く新型コロナウイルス。入院患者・医師・看護師の感染が確認され、関西エリアだけで少なくとも8つの病院が休止を余儀なくされました(4月6日時点で6つはすでに再開)。

その内の1つ、兵庫県小野市にある北播磨総合医療センターでは、医師や看護師ら合わせて5人の感染が確認され、一時外来診察や入院の受け入れを休止していましたが、3月26日から診療を再開。利用者からは安どの声が聞かれました。

ところが、この病院に勤務しているスタッフ達に、思いもよらない冷たい視線が向けられました。

【北播磨総合医療センターのHPより一部抜粋】
『職員をバイ菌扱い』
『当院の職員及びその家族に対する誹謗中傷や風評被害が多数見られ、当院としても心を痛めているところでございます』

病院では職員の家族が介護施設の利用を見合わせるよう言われたり、引っ越し業者から急に契約をキャンセルされたりした他、タクシーの乗車を拒否されるケースもあったといいます。病院職員を乗せたと話すタクシー運転手は…

「病院職員が言うには、(運転手から)『北播磨の職員だったら乗せない』と言われたと。(職員から)『この車は大丈夫ですか?』と言われて、私『大丈夫です』と言って、家まで送って行ったんです。」(タクシー運転手)

北播磨総合医療センターでは約1300人の職員が日夜、外来患者の診察や入院患者の治療にあたっています。病院は職員の安全性を示すため、希望する職員に対して“濃厚接触者ではないことを示す証明書”を発行しましたが、偏見はまだ完全には払拭できていないといいます。

「やっぱり悲しいし、辛い気持ちです。影響を受けた職員も多数おりますので、心のケアに関してはこれからも対応していくところです。」(北播磨総合医療センター 粟野孝次郎副院長)

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最終更新:4/7(火) 14:48
MBSニュース

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