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赤リップで世界を変える。ブランド創立者が語る、「ラ ブーシュ ルージュ」のサステナブルな美学。

4/7(火) 22:20配信

VOGUE GIRL

サステナブルなものづくりとラグジュアリーな使い心地で世界のファッショニスタからも注目を集める、パリ発ブランド「ラ ブーシュ ルージュ」。生産過程から店舗までプラスティックを一切使用しないというビューティ業界初の取り組みを実践しつつ、洗練されたパッケージから美しい発色までクオリティにも並々ならぬこだわりが。来日したブランド創立者、ニコラス・ジェルリエさんに話を伺いました。

年間に廃棄されているリップスティックは10億本!?

ビューティ業界はどのように環境汚染に影響しているのでしょうか?
--プラスティックゴミの排出が多いのは、1番に車産業、その次にファッション、そして3番目はビューティです。例えば、毎年10億ものリップスティックが捨てられていますが、ケースの多くはプラスティックでできていますから、リップスティックだけでも大量のプラスティックゴミが出ているということです。

プラスティックと言えば、“マイクロプラスティック”というワードも最近よく聞きます。
--そうですね。マイクロプラスティックとは目に見えない小さなプラスティックのことを指しますが、プラスティックゴミが海洋に漂いながら細かく分解されることで発生し、今や海洋だけでなく、飲料水を汚染したり、空気中に舞っています。私たちは毎週5gものマイクロプラスティックを食べているという調査結果もあります。5gというのは、クレジットカードと同じ重さなので、私たちは毎週カード1枚を食べているようなものなのです。リップスティックにはのびつやを高めるためにマイクロプラスティックが使用されることもあるのですが、知らず知らず体内に取り入れてしまうことで健康への影響が懸念されています。

ラグジュアリーとは「使う喜び」と「誇り」も与えてくれるもの。

ビューティ業界にもともと興味があったのですか?
--いいえ、アートの分野でキャリアをスタートしましたが、デザイン、カラー、イノベーション、クリエイティビティが統合されたビューティに興味を持ちました。10年以上の大手化粧品会社での経験をもとに独立して自分のブランド「ラ ブーシュ ルージュ」を立ち上げたときは、ただ新しい商品を開発するだけでなく、新しいラグジュアリービューティのあり方、徹底したサステナビリティを提示したいと考えました。

ラグジュアリーとサステナビリティが両立させるのが今の時代大切なのですね。
--そうですね、私たちの世代は未来に責任ある行動を取ることが求められていますから。もし、何かラグジュアリーなものを買えるのであれば、社会的に責任あるものを買うべきだと思います。塗り心地や発色など、クオリティが最上級で、かつサステナブルであることが両立しなくてはいけません。ラグジュアリーとは、持っている人が“誇りに思える”ものであり、社会的な “責任あるもの”であるべきだと信じています。

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最終更新:4/7(火) 22:20
VOGUE GIRL

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