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漢字の書き順は「共通するパーツ」や「例外的な書き順」を正しく覚えるのがコツ

4/7(火) 12:21配信

ベネッセ 教育情報サイト

大人でも意外とまちがえて覚えていることが多い漢字の書き順。書き順をまちがえても最終的に正しく書けていれば、さほど問題にはなりませんが、正しい書き順を覚えることの利点もいろいろとあります。進研ゼミ「漢字サプリ」の開発に携わる鈴木優伯に聞きました。

どうして正しい書き順を覚える必要があるの?

小学校ではひらがなの書き順は丁寧に指導しますが、漢字に関しては学校や先生による差が大きいようです。小学校低学年では新出漢字について、先生と一緒に空中に指で文字を書く「空書き」の指導をするケースもありますが、学年が進むにつれてお子さま自身の学習に任される場合もあるようです。

おうちの人の中には、「少しくらい書き順がまちがっていてもよいのでは」と思うかたもいるかもしれません。その考え方にも一理あると思います。確かに、最終的に正しい字形となっていれば意味を伝えるうえで支障はありませんし、テストの採点では書き順までわかりませんから減点されることもありません。2016年2月、文部科学省の外局である文化庁は、漢字の指導に関して、「『とめ』『はね』などに細かい違いがあっても誤りではなく、その漢字の骨組みが同じであれば、誤っているとはみなされない」といった指針を出しています。細部に必要以上に目を向けずに指導するようにというメッセージは、書き順にも通じるかもしれません。

しかし、書き順を正しく覚えることに利点があるのも確かです。1つは、漢字を覚えやすくなることです。というのも、漢字はさまざまなパーツの組み合わせで構成されており、以前に習った漢字のパーツを別の漢字でも使うというくり返しで覚えていきます。書き順を覚えていないと、新しい漢字を習うときに同じパーツを異なるパーツととらえてしまい、記憶しづらくなることがあります。また、字を上手に書くための要素はいろいろとありますが、正しい書き順で書くと安定した字が書きやすいという側面もあります。

書き順を覚えるためには、おうちの人が注意するだけでは直りません。くり返し正しく書く練習を行い、体で覚えるのが一番です。ただ、漢字練習だけやらされるとお子さまは嫌になってしまいますから、クイズ形式で正しい書き順を答えさせるなど、楽しく学習したいですね。

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最終更新:4/7(火) 12:21
ベネッセ 教育情報サイト

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