長崎県佐世保市の九十九島水族館海きららは、ウリクラゲの繁殖に成功した。飼育環境や餌のやり方を工夫し、3年がかりで実現した。海きららは多様な種類のクラゲを繁殖させているが、毒のないクラゲは初めて。
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ウリクラゲは名前の通りウリに似ていて、照明を当てると「櫛(くし)板」と呼ばれる部分が光って見える。触手や毒はなく、漂ってきた別種のクラゲを餌にする。
海きららは近くの海で採取し、2017年から繁殖に挑戦した。ふ化した後の飼育に苦労したが、昨年12月と今年1月にふ化した21匹が展示可能な大きさに育った。このうち、3ミリから3・5センチほどの8匹を展示している。
飼育員はこの間、水槽の水流を強めたり弱めたりしながら最適な環境を模索。餌は細かく砕かない方がよく食べることが分かった。山口日菜子さん(21)は「わずかな違いで結果が変わることに驚いた。ここで生まれ育ったクラゲだと愛情もひとしお」と感慨深げだ。
当面の目標は、ウリクラゲの繁殖が常に館内でできるようになること。ゆくゆくは、ウリクラゲの餌になるツノクラゲなどの繁殖に挑みたいと考えている。(平山成美)
最終更新:4/7(火) 10:50
西日本新聞

























