新型コロナウイルスの感染拡大を受け、倉敷市内の宿泊施設で3月末までに2万人超のキャンセルが出たことが、市の調査で分かった。観光関連業者に2月の売り上げを尋ねた別の調査では、回答した事業者の8割超が「(前年同期比で)減少した」としており、地域の観光業が苦境に立たされている現状が浮き彫りになった。
宿泊施設への調査は、市の外郭団体・倉敷観光コンベンションビューローに加盟する51事業者が対象。1月24日~3月31日に新型コロナの影響で宿泊キャンセルが発生したかどうか尋ねた。
28事業者からキャンセルが出たと回答があり、合計で2万1571人に上った。内訳は団体客が1万3378人、個人客が8193人。9割超が日本人で、中国人ら外国人は1607人だった。
一方、観光関連業者に売り上げを尋ねた調査は、同ビューローに加盟する飲食店、土産物店、宿泊施設など202事業者を対象とした。2月10~29日に、前年比で売り上げが変化したか質問した。
109事業者から回答があり、うち92事業者が減少したと答えた。減少幅別に見た事業者数は、0%以上10%未満が14▽10%以上20%未満が18▽20%以上30%未満が27▽30%以上40%未満が10▽40%以上50%未満が11▽50%以上が12―だった。
市は、3月分の売り上げについても調査を既に行っており、集計を進めている。同月に入ってからは、世界保健機関(WHO)が「パンデミック(世界的大流行)」を表明。世界各国で外出自粛を要請する動きも広がっており、観光業を取り巻く状況は厳しさを増している。
市商工課は集計中の調査を基に、「3月は前月比でさらに売り上げが悪化しているようだ」とする。
最終更新:4/7(火) 18:35
山陽新聞デジタル


























