「社会的距離確保」延長初日の6日、丁世均(チョン・セギュン)首相は「想像もしたくないが、もし首都圏で感染が大規模に拡大すれば、今欧米諸国で起こっている危機がわれわれにも再び襲ってくるかもしれない」と語った。韓国政府が「1日平均の感染者50人以下」という具体的な安定化目標を提示してからわずか2日で、厳しい警告のメッセージに転じたわけだ。
同日コロナウイルス感染症の韓国国内における感染者数は1万284人で、前日に比べて47人増えた。2月20日以来、46日ぶりに50人を下回った。ところが週末には自主隔離義務に違反する事例が続出した。野外に出掛ける行楽客も増加し、今月4日の全国の人口移動量は、厳しい社会的距離確保が始まった2週間前よりも29万人多い1354万人(延べ人員)にまで増加した。社会的距離確保はもちろん、防疫の最前線が揺らぎかねないことから、首相が改めて緊張感を促したのだ。
韓国政府が6日、携帯電話事業大手SKTから提供されたモバイル・ビッグ・データに基づき、コロナ事態前後における全国の人口移動量を分析した結果によると、4日の全国の人口移動量は1354万人で、1302万人だった先週(3月28日)よりも52万人(4%)増加した。社会的距離確保の強化が始まった3月21日の移動量1325万人と比べても29万人(2%)増えた。広域市では居住する洞、道では居住する邑・面・洞を出て他の地域を訪れた場合に人口移動として集計される。
金剛立(キム・ガンリプ)保健福祉部(省に相当)次官は6日の定例ブリーフィングで「4日の全国の人口移動量は今年2月末よりも30%ほど増えた」として「継続する社会的距離確保で疲労を感じている国民が増え、ここ2週間はついに国民の参加が弱まった様子が示された」と説明した。
コロナ事態前の全国の人口移動量は1日1798万-1802万件程度だった。旧正月連休には3000万件を超えたが、1月20日に韓国で初めてコロナの感染者が確認されてからは急激に減少し、2月29日に1014万件へとコロナ事態後の最低値を示した。しかし3月の全国の人口移動量は全般的に増加の趨勢(すうせい)だ。感染病専門家らは「政府の呼び掛けに先立ち、自発的に距離確保に乗り出した国民の疲労感と忍耐心が限界に達したような様相」として「国民の協力と忍耐がより必要な状況」と語っている。
最終更新:4/7(火) 11:01
朝鮮日報日本語版


























