今シーズン、アメリカに渡り、Gリーグのテキサス・レジェンズでプレーした馬場雄大。残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンは途中でリーグは終了したが、41試合(うち先発は5試合)にプレーして平均19.6分6.3得点2.6リバウンド1.2アシスト1.0スティールを記録。特に3ポイントシュートについては成功率41.5パーセントをマークした。今回、ルーキーシーズンを終えて帰国した馬場雄大をキャッチ。アメリカで得たもの、今後の課題を聞いた。
Gリーグ1年目を終えた馬場雄大「この経験はすごく刺激的で実りあるものでした」
取材=入江美紀雄
――今シーズンを振り返っていただきたいのですが、特に渡米して良かったと思うことは何ですか?
馬場 実際にアメリカで感じたことは、同じバスケでも色々と違うなということです。日本のバスケ、FIBAの大会でのバスケ、アメリカのNBA、Gリーグのバスケはどれも異なっていると感じました。その中でGリーグは下部組織ですが、NBAのバスケを知ることができたのは大きな収穫です。ここに属する選手はNBAに上がりたいという一心でプレーをしているので、独特な雰囲気もありました。けれど、僕と同じウイングプレーヤーのレベルもとても高いですし、今まで感じたことのないワクワク感の中でバスケをやれた経験は大きかったです。
――昨夏のFIBAワールドカップ2019(中国開催)の時に馬場選手をはじめとする日本代表の選手たちは「もっとフィジカルに戦わなければいけない」とおっしゃっていました。FIBAやNBAのスタイルはどのような点が違っていたか教えていただけますか?
馬場 FIBAのバスケは常に体をぶつけて戦うスタイルが主体ですが、アメリカのバスケはFIBAよりも当たりが少ないと言えます。しかし、シュートを打つ際にセンターがブロックをしてくる点はFIBAより上にいっていると思います。身体能力も高いですし、特に得点に絡むプレーではではアメリカの方がフィジカルだと感じました。
――アメリカで通用したプレーはありますか?
馬場 ディフェンスは対抗できました。自分の強みであったスティールをしてから走るスタイルもディフェンスが通用するので出していけましたし。今シーズン、大きく成長できたのは決め切る力がついたことですね。これは練習を重ねるごとに通用するようになっていきました。
――しっかり決め切ることが国際ゲームでは大切だと言われていますが、当たりに慣れたから決め切ることができるようになりましたか? それともテクニックの向上から決め切ることができるようになっていきましたか?
馬場 ステップワークや攻める時のバリエーションの多さなどは改善の余地がありますが、気持ちの部分で抵抗がなくなりましたね。試合を重ねるにつれてそれが当たり前になり、強く当たっていけるようになりました。
――Gリーグが中断する前は3ポイントシュートの調子が良かったと思いますが、成功率が上がったのには何か理由がありますか?
馬場 まず練習量が増えたことですね。日本と練習量が全く違いますし、練習を通してずっと打っていたと思います。加えて気持ちの問題です。みんな「点を取りたい」、「結果を残したい」と思ってプレーをしているので、パスをすることを考えてないんです。まずはシュートを打って点を取ることを考えています。最初にパスがよぎってしまうと、シュートを躊躇してしまうのですが、徐々に「シュートを打たなければ」という意識が強くなりました。そこから自ずとシュートの成功率も上がっていったのだと思います。
最終更新:4/7(火) 11:59
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