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CMBSやCLO「汚らわしい言葉」救済楽観できず-バラック氏

4/7(火) 14:32配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): コロニー・キャピタルの創業者で、同社の会長兼最高経営責任者(CEO)を務める資産家のトーマス・バラック氏は、資産担保証券(ABS)市場の支援に政府が介入するよう強く求めてきたが、楽観的になれない。

カリフォルニア州サンタバーバラの自宅から電話取材に応じたバラック氏は「われわれは政治と闘っている。選挙の年であり、借り入れに過度に依存する業界を救済していると誰も思われたくない。たとえ実際はそうでないとしてもだ」と語った。

バラック氏はトランプ米大統領に近く、ムニューシン財務長官の友人だが、金融セクターのあまり理解されていない部分を救済することへの政治家の警戒心を克服するには、人脈も役に立たなかった。

商業用不動産ローン担保証券(CMBS)やローン担保証券 (CLO)について、バラック氏は「われわれの政治環境では汚らわしい言葉だ」と指摘する。

2008年の金融危機の後、「クローニー・キャピタリズム(縁故資本主義)を構成する大企業、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)やゴールドマン・サックス・グループ」だけに救済の恩恵が流れたとの見方があったが、「実際にはそれは真実でなく、弱者を助けるためにそれらの強者を助ける必要があった」とバラック氏は主張した。

ターム物資産担保証券融資ファシリティー(TALF)の適格担保となるストラクチャードファイナンス証券の範囲を広げるよう投資家は強く要望しているが、米連邦準備制度が耳を貸すとはバラック氏は考えておらず、「AAA格付けのノンエージェンシーCMBSやCLOは最も有望だが、それら資産クラスの他の投資適格証券はそうではない」と述べた。

バラック氏はさらに「今後数カ月で失業と破産が急増し、破産裁判所もその数が処理できなくなるだろう」と警告した。

原題:Barrack Gives Up on Rescue, Says ‘We’re Fighting Politics’ (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Tom Maloney

最終更新:4/7(火) 16:47
Bloomberg

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