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日米スイスの国債を選好、株式には弱気-クオンツのアカディアン

4/7(火) 17:23配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): クオンツファンド、アカディアン・アセット・マネジメントのマルチアセットポートフォリオは、株式についての弱気スタンスと先進国のソブリン債への強気を継続した。

この資産配分は当局の景気刺激策やバリュエーションなどを入力データとしたクオンツモデルに基づいているという。

ディレクターのイリヤ・フィゲルマン氏は最近のウェブセミナーで株式について、「世界の中央銀行がシステムに注入した前例のない刺激措置が幾分、ショックを吸収している」としたながらも、「刺激策はプラスではあるが、信用リスク悪化見通しを打ち消すのに十分ではない」と分析した。

信用スプレッドは3月後半のピークから縮小しているものの、最もリスクの高い米社債の米国債に対する上乗せ利回りは約9ポイントと世界金融危機以来の大きさとなっている。

経済封鎖が企業の収入を激減させ破産を増やす中で、企業利益と株主還元の見通しは悪化。バランスシートの弱い企業の株価はその対極にある企業との比較で2009年以来の低水準に向かっていることをゴールドマン・サックス・グループのバスケットが示している。

一方で、ポートフォリオマネジャーのクリフトン・ヒル氏によれば、低インフレと強いモメンタムが国債への強気スタンスを促している。同社は米国とスイス、日本の国債を選好しており、特に米国債は強いドルがインフレを抑え一段の金融緩和の余地もあるため有望視しているという。

原題:Acadian Quants Are Flashing Stock-Market Alarms on Credit Pain(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Justina Lee

最終更新:4/7(火) 17:23
Bloomberg

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