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住民の証言集めた教訓伝える記録集 完成 益城町の堂園地区

4/8(水) 10:53配信

熊本日日新聞

 熊本地震から4年を迎えるのを前に、熊本県益城町堂園地区の被災状況や住民の証言を集めた記録集「この子らの未来へ」が完成した。地震を引き起こした布田川断層帯が農地に露出し、大きな被害が出た同地区。住民は「体験や教訓を伝えたい」と話す。

 地元の住民でつくる堂園地区まちづくり協議会が、約1年半かけて制作。A4判カラーの90ページで、住民64人の証言や、被災直後の写真、避難所開設を巡る時系列の動きなどを盛り込んだ。

 コンセプトは「ちいさな手がつながって」。挿絵には、子どもたちの手形や足形で表現した堂園池のハスの花や断層を用いた。

 県の「くまもと里モンプロジェクト」の助成を受け90部を作成。同地区の全戸に配布するほか、地元の津森小や図書館、町役場にも置く。

 3月に堂園公民館であった記録集のお披露目会では、大蛇伝説が残る堂園池のハスの花と断層を表現した地区のロゴマークも発表された。

 同地区では住宅55棟のうち36棟が、全壊や大規模半壊の被害を受けた。同協議会の田上勝志会長(54)は「徐々に地震の記憶が薄れている。記録集を防災意識の向上に役立てたい」と話した。(立石真一)

最終更新:4/8(水) 10:53
熊本日日新聞

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