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アビガン原料製造へ 県 県内企業に協力要請

4/8(水) 0:14配信

北日本新聞

 新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)について、石井知事は7日の記者会見で、県内の医薬品企業に原料の製造への協力を求めると明らかにした。国には資金面での支援を要請している。知事は「富山で開発されたアビガンが日本や世界のためになるなら、県としてもできるだけ協力したい」と述べた。

 アビガンは、富士フイルムホールディングス(HD)傘下の製薬会社「富士フイルム富山化学」の前身、富山化学工業が開発した。富士フイルムHDは政府からの増産要請を受け、新型コロナ感染症患者を対象にした臨床試験(治験)を進めており、生産体制の強化を急いでいる。

 石井知事は、生産に向けた課題として、原料の製造に多額のコストがかかると指摘。原料は元々中国で製造されているが、既にコロナ患者への有効性を確認した中国が独自にアビガンの製造を始めたため、現在は日本に原料が供給されない状態だと説明した。

 県は、県内企業が原料の製造に取り組めるよう、国に資金面での支援を求めている。知事は「(製薬会社が多い)富山県には一定の設備があり、増産に対応できる企業がある」と強調。財源については、国が打ち出した緊急経済対策の地方創生臨時交付金(仮称、1兆円)の活用などが考えられるとした。

最終更新:4/8(水) 0:14
北日本新聞

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