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外出自粛で持ち帰りに活路 県内飲食店

4/8(水) 0:34配信

北日本新聞

 県内の飲食店で、料理の持ち帰りサービスが広がっている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で客足が遠のく中、対人接触を減らし、客や店員の安全安心を確保しながら味を提供するのが狙い。一方、消費者側からもインターネットを通じて飲食店を応援する動きがある。

 新型コロナウイルスの感染が広がるとともに、飲食店の売り上げは大幅に落ち込んでいる。富山市西町のカレー店「スズキーマ」は、売り上げが通常の半分以下になったものの、営業継続を決断。店内での感染を防ぐために4日から持ち帰り専門になった。鈴木崇之店長(40)は「店の味を求めて来てくれる人は多い。客と店を守るため営業形態を見直した」と話す。

 従来のサービスを充実させ、売り上げの落ち込みを抑えようとする店もある。富山市内で3店舗を展開する焼き肉店「焼肉ハウス大将軍」は、焼き肉弁当などの持ち帰りと配達が以前より増えた。家庭でも焼き肉を楽しんでもらおうと、新メニューとして上カルビやタン塩などの注文を100グラムから受け付け始めた。本田大輝社長(32)は「顧客の需要を取り込みつつ安全に営業を続けたい」と前を向く。

 富山市婦中町下坂倉のアルパカ舎はコーヒーやマフィン以外のメニューも持ち帰りできるようにする方針。ギョーザや定食を提供する同市黒瀬の「GYOZA(ギョーザ)BAR(バル)八まん亭」は弁当の販売を月内に始める計画だ。

 飲食店の生き残り策を、消費者側から盛り上げる動きも出てきた。高岡志貴野ライオンズクラブの有志は交流サイトのフェイスブックで、グループ「高岡テイクアウトチャレンジ」を設けた。高岡市内の店でテークアウトを利用した人に写真と共に料理を紹介してもらう。約350人が参加し、約20店のメニューが掲載されている。

 発起人の1人で、苦境に立つ飲食店主が身近に多いという晒谷昌克さん(58)=同市木津新町=は「高岡以外でも同様の取り組みが広がり、店と消費者がつながればいい」と話した。

最終更新:4/9(木) 12:57
北日本新聞

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