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台湾研究機関がコロナ迅速検査キット開発 アジア各国から問い合わせ

4/8(水) 16:52配信

中央社フォーカス台湾

(台北中央社)国家衛生研究院(国衛院)は8日、新型コロナウイルスの迅速検査キットのプロトタイプを国防医学院と共同で開発したと発表した。このキットを使えば、最短15分で検査結果が判明する。すでにアジアの複数国から技術移転の問い合わせが寄せられているという。早ければ3カ月で量産に入れる見通し。

国衛院によれば、検査キットは妊娠検査薬に似た形状で、呼吸器から採取した検体を検査紙にたらすことで感染を判定する。15分後に現れた線が1本であれば陰性、2本の場合は陽性となる。

国衛院感染症・ワクチン研究所の廖経綸所長によると、テストの結果、この検査キットでは異なる研究所で分離、培養した3種の新型コロナウイルスを検出できた。ヒトに感染するその他のコロナウイルス(OC43、229E、NL63)やアデノウイルス、RSウイルス、A型インフルエンザウイルスなどの呼吸器ウイルス、エンテロウイルスとの交差反応は出現しなかったという。司徒恵康副院長は、精度はインフルエンザ検査キットに匹敵する50~70%に達することが期待できるとしている。

廖所長は、この検査キットは現行のPCR検査(核酸検出)に取って代わるものではなく、互いに補うものだと強調した。

技術移転について梁賡義院長は、アジア各国から問い合わせが寄せられていると明かしつつ、台湾の人々の権益を一番に考慮し、国内メーカーを優先する方針を示した。

(張茗喧/編集:名切千絵)

最終更新:4/8(水) 16:52
中央社フォーカス台湾

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