ここから本文です

過去にない暴落「コロナウォーズ」相場で攻めるべき銘柄

4/8(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 これはもはや、戦争である。“コロナウォーズ”だ。企業活動、市民生活は大きな制約を受けている。

 当然、個人消費は低迷し、景気は失速する。企業業績はリーマン・ショックを上回る落ち込みとなろう。

 証券業界も例外ではない。1日、新営業年度入りというのに、大手証券は相次いで従業員の自宅待機措置(AグループとBグループの2班に分け、交代で出社を自粛)に踏み切った。社員に感染者が出た野村証券の場合、自宅待機期間は2週間である。15日に交代する。

 営業員は半数が出社していない。株価は急落、投資家の不安は募る一方だが、担当者が不在では相談しようもない。1日は日経平均株価が851円安と急落した。

 この背景には機関投資家のリバランス(新年度以降の運用方針の変更→国内株式のウエートを落とし、外債比率を高める)に加え、臨戦態勢をイヤ気した面があったと思う。NYダウ先物の大幅安も影響したが……。

 今回の株価暴落は過去にないパターンだ。あえて類似ケースを探すと、1929年の大恐慌、1990年の日本のバブル崩壊(ともに下落率は8~9割)となる。

 都市部の医療現場は崩壊寸前だ。先日、発熱を訴えた女性が大学病院を車で訪れたところ、「車の中で待つように」指示され、病院内に入れてもらえず(先生が車に出向き)、診察が終わるまで2時間半かかったという。

 いや~、新型コロナウイルスに感染したら大変だ。十分な治療が受けられない恐れがある。

 すでに、経済活動はマヒしつつある。世界人口の4割(34億人)が外出制限措置の対象になっている。サービス業の苦境は察するに余りある。米欧工場は半数が操業停止に追い込まれている。日本だって、そうだ。自動車業界は部品調達ができず、大幅減産、ないしは操業がストップしている。

 一方、株価は指標的には歴史的な安値ゾーンに売り込まれている。しかし、これには景気後退、企業業績の悪化を十分に織り込んでいない。

 当面の投資戦術はどうか。アイスタディ、メドレー、チエル、AIクロス、MRT、すららネット、ブイキューブ、出前館などオンライン教育、テレワーク、巣ごもり消費、医療改革などのセクターを個別に攻めるしかない。
(杉村富生/経済評論家)

最終更新:4/8(水) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事