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NHKが生出演&収録&ロケ大幅カット 大河、朝ドラも撮影中止延長

4/8(水) 7:00配信

サンケイスポーツ

 新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言が出された7日夜、テレビ各局が特番態勢で安倍晋三首相の会見を生中継した。発令を受け、NHKは東京、大阪など宣言の対象地域とされた放送局で、外部出演者の生出演や収録、ロケを大幅にカットする方針を発表。12日までとしていた大河や朝ドラの収録中止も延長し、先が見えない中で苦渋の決断をした。

 「事態は切迫しています」-。安倍首相の緊迫感あふれる会見をテレビ各局が伝えた。

 NHKは午後7時からの「NHKニュース7」を45分拡大し、1時間15分にわたり放送。続く「サラメシ」「うたコン」を休止し、「首都圏ニュース845」をはさんで「ニュースウオッチ9」「クローズアップ現代+」まで4時間15分を異例のコロナニュース特番に割いた。

 同局はこの日、緊急事態宣言に伴う対応について発表。宣言の対象となった東京、大阪など7都府県にある放送局は8日からニュースなど緊急性の高い番組を除き、外部出演者の来局生出演や収録を当面見合わせる。

 人の密集や流れを防ぐためで、アナウンサーら職員中心の出演で番組を制作。外部出演者は自宅からのリモート出演やVTRを駆使することになる。情報番組「あさイチ」の博多華丸・大吉は、華丸が50歳の誕生日を迎える8日、リモート出演を検討することになりそうだ。

 同局広報部では「具体的な演出は個々の番組で工夫する」としているが、人気バラエティーやドラマも収録やロケは当面中止の対象。NHK Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」は、6日からスタジオの子供参加を見合わせ、歌と体操のお兄さんお姉さんの4人のみが出演している。

 また、大河ドラマ「麒麟がくる」と連続テレビ小説「エール」も、1日から12日まで収録が一時休止とされていたが、期間を延長。9月末から放送予定の次期朝ドラ「おちょやん」は今月2日に大阪放送局でヒロイン(杉咲花)の子役の収録が始まったばかりだが、一時休止と決まった。

 「麒麟がくる」「エール」は6月放送分までほぼ収録済み。関係者は「現時点で放送休止はない」としている。

 緊急事態宣言でますます出口が見えなくなったコロナ禍。出演者の健康を守り、番組の短縮や延期、あるいは打ち切りなど最悪のシナリオを避けるためにも、NHKは人ごみを作らぬことを徹底させる道を選んだ。

最終更新:4/8(水) 8:21
サンケイスポーツ

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