ここから本文です

新たに3人コロナ症状 マイナーリーガーばかり感染の謎解き

4/8(水) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 米球界から、また被害者が出た。

 米テレビ局NBC(電子版)が6日(日本時間7日)に報じたところによれば、レンジャーズ傘下マイナーリーグの3選手が新型コロナウイルスとみられる症状を訴えて、自主隔離を強いられた。3選手とも検査を受けていないが、うち2人はコロナウイルスに感染した人物と接触していたという。

 米球界では3月15日にヤンキース傘下の選手に陽性反応が確認されて以降、レッズのキャンプ地職員、アスレチックス1Aのギャリソン前監督らスタッフ、指導者、選手も含めて計8人の感染者を出している。

 MLBや球団が早めに対処したこともあり、6日時点でメジャーリーガーの感染者は皆無。米球界でコロナ被害に遭うのはなぜ、マイナーリーガーばかりなのか。

 リッチな暮らしぶりのメジャーリーガーとは異なり、マイナーリーガーの平均年俸は3Aでも150万円程度とされる。大半は給料が安く、衛生状態も含めて劣悪な環境での生活を強いられている。それに加えて、2月からのキャンプ、オープン戦はもちろん、レギュラーシーズン中は、複数のチームメートとルームシェアしている選手が大半だ。各球団とも、外国出身選手には帰国を認めたものの、経済的に余裕がないマイナー選手は米国内にとどまるしかない。今でもマイナーの本拠地などでチームメートと一つ屋根の下で暮らす選手もおり、濃厚接触は避けられないのだ。

 メジャー同様、マイナーもレギュラーシーズンの開幕が延期された。マイナーリーガーはシーズン中しか給料が支給されないが、MLBは給料の一部を補償。アストロズのバーランダー(年俸約35億9000万円)、レンジャーズの秋信守(同約23億円)ら高給取りが傘下の若手選手に援助したこともあり、当座の生活費には困らない。しかし、チームメートとともにファミレスなどに食事に出た際、回し食いや回し飲みをして感染を招いたとも考えられる。

 日本人選手ではヤンキース・田中、レイズ・筒香、ブルージェイズ・山口が帰国。現在、エンゼルス・大谷、レッズ・秋山ら6人は米国に残って調整を続けている。マイナーリーガーのクラスターには要注意だ。

最終更新:4/8(水) 18:53
日刊ゲンダイDIGITAL

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事