5~7月に東京・銀座の歌舞伎座で上演予定だった歌舞伎俳優、市川海老蔵(42)の「十三代目市川團十郎白猿襲名興行」が延期になったことが7日夜、松竹から発表された。新たな日程は決まり次第告知する。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言で苦渋の決断を下した海老蔵は「舞台に立つその日まで日々精進を続けてまいります」と令和の團十郎として観客と再会することを誓った。
【写真】「光の玉」の発表会に出席した市川海老蔵
歌舞伎界で燦然と輝く大名跡、團十郎の7年ぶり復活が、急転直下の展開を迎えた。
5月3日から7月20日まで歌舞伎座で3カ月間上演予定だった襲名興行が、新型コロナの影響で公演日程の決まらぬ延期に。それに伴い、11月の福岡・博多座、来年2月の大阪・松竹座、同4月の名古屋・御園座、同11月の京都・南座、同3、9月の地方巡業の日程も練り直しとなる。
同公演では海老蔵の長男、堀越勸玄くん(7)も八代目市川新之助を襲名。長女で舞踊家の四代目市川ぼたん(8)も歌舞伎座に立つ予定だった。
安倍晋三首相が緊急事態宣言の会見を終えた午後9時すぎに松竹が発表。その後、ブログを更新した海老蔵は「何よりもお客様と役者や裏方スタッフ、歌舞伎に関わるすべての方、そして、その先にいらっしゃるすべての方々の健康と安全を考え、止むなく延期とさせていただきます」と説明。続けて「日本の医療が崩壊するようなことが起こっては絶対にいけない。そのために私たちひとりひとりが自制し、忍耐強く、新型コロナウイルスに立ち向かうしかない」と呼びかけた。
中村福助(59)が脳内出血で2014年に予定していた歌右衛門襲名興行を断念したが、今回の延期は約400年の歌舞伎史の中で異例ともいえる。
“突然の発表”は、観客を最優先させた選択だった。関係者によると、8日午前10時から歌舞伎会先行のチケット発売が控えており、混乱を招かないように配慮したとみられる。
新たな日程は今後、告知されるが、“1年後に”という声も。海老蔵は東京2020五輪・パラの文化・教育委員会の委員を担当。五輪も来夏に延期されただけに「襲名も同じ時期まで延ばしてもいいのでは」という関係者もいる。
この日、東京・新橋演舞場「四月大歌舞伎」の公演中止も発表。未曾有の苦境に立たされた歌舞伎界を背負う海老蔵は「また舞台に立つその日まで日々精進を続けてまいります。近い将来、劇場でお会いする事を願っています」と誓った。
最終更新:4/8(水) 8:44
サンケイスポーツ



























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