1868(明治元)年に撮影したとされる岡城のモノクロ写真を、豊後大野市朝地町朝地のカメラマン衛藤克樹さん(42)がカラー化した。竹田市まちづくり文化財課によると、3層の天守などが写る唯一の写真。衛藤さんは「歴史を伝える資料として活用してほしい」と呼び掛ける。
基となった写真は衛藤さんの父栄司さん(73)が営む竹田市玉来の写真店に残っており、昨年5月に見つけた。業界のセミナーに参加した際、モノクロ写真をカラー化する手法を学んだ経験があり、「試してみたい」と考えたという。
写真をデジタル化してパソコンに取り込み、本丸や石垣など100以上に分け、他の城の資料などを参考に色づけをした。仕事の合間に作業を続け、約1週間かけて完成した。「約150年を超え、岡城がリアルな姿でよみがえったことに感動した」と衛藤さん。
今年に入って店頭に置いたところ、客から「タイムスリップしたみたい」「普段見る城跡にこんな建物があったのかと驚かされる」と好評だった。
今後、市と活用方法を検討するという。
市まちづくり文化財課によると、写真は片ケ瀬の小高い山からの景色。撮影者は不明で、市も同じ写真を管理している。本丸などの建物は明治政府の廃城令により1874年に取り壊された。
最終更新:4/8(水) 9:56
大分合同新聞



























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