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広島の高校生指名率は過去10年で約65%!鈴木誠也、小園海斗など数多くのスター野手を指名

4/8(水) 12:46配信

高校野球ドットコム

 昨年のドラフト会議で阪神が6人の指名の内5名が高校生だったことで話題を呼んだ。将来への強い意志を感じさせる指名であり、3年後、5年後が非常に楽しみになっている。

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 そんな阪神以上に高校生を指名し続けているのが広島である。分離ドラフトが終了した2008年から2019年までの12回のドラフトにおいて、なんと8回で高校生の指名が半数以上を占めている。

 昨年も森下 暢仁(大分商-明大/1位)、宇草 孔基(常総学院-法大/2位)と上位2人は大学生だったが、鈴木 寛人(霞ヶ浦/3位)、韮沢 雄也(花咲徳栄/4位)、玉村 昇悟(丹生/6位)と3人の高校生を指名している。これで2016年から4年連続で半数以上が高校生の指名となったが、これは12球団で唯一でもある。

 一般的に高卒でプロ入りした選手は、戦力となるまでに時間を要することが多い。

 しかし、近年獲得した広島の高卒出身選手は早い段階で一軍に上がってきている。投手ではアドゥワ 誠(松山聖陵)や遠藤 淳志(霞ヶ浦)が2年目から戦力となった。

 野手でも鈴木 誠也(二松学舎大附)は3年目で97試合に出場し、4年目で不動のレギュラ-までのし上がっている。2018年ドラフト1位の小園 海斗(報徳学園)も1年目の後半からスタメン出場が増え、58試合に出場している。2年目の今年もレギュラー争いに加わっており、成長が期待されるひとりだ。

 高卒選手を多く獲得し育成しながら、チームを編成していくスタイルがここ10年以上続いているわけだ。大卒や社会人出身の即戦力候補と高卒選手の育成がピタリとはまったとき、2016年から2018年のような3連覇に結びつくのである。

 3連覇中は大瀬良 大地(長崎日大-九州共立大)、野村 祐輔(広陵-明大)、菊池涼介(武蔵工大二-中京学院大中京)、田中 広輔(東海大相模―JR東日本)といった大卒や社会人出身の選手たちが躍動。丸 佳浩(千葉経大附)に鈴木ら高卒の選手たちもタイミングよく開花した。まさに育成と補強がうまくいった最たる例だろう。

 しかし、歯車が狂ったとたん、いつまでも勝てない悪循環に陥ってしまう可能性も高い。近年獲得した高卒の選手たちが、どれだけ育つかが再び常勝チームとなれるかの鍵となる。

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最終更新:4/8(水) 15:08
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