広島県府中市上下町矢野の宇根地区でカタクリが見頃を迎えている。かれんな花が山の斜面を薄紫色に染め上げ、訪れた人の目を楽しませている。
カタクリはユリ科の多年草で、4センチほどの花を咲かせる。宇根地区では、民家の裏山に3カ所(計約30アール)の自生地があり、標高の低いところから順に開花する。1985年ごろ、地元住民が地域おこし団体「宇根かたくりの里」を立ち上げ、草刈りや遊歩道の整備などを行っている。
同団体の宮田泰行代表(73)の所有する裏山では、例年並みの3月28日に開花。山裾に薄紫のじゅうたんが広がっており、4月12日ごろまで楽しめるという。訪れた人は春風に揺れる姿を写真に撮ったり、しゃがんで眺めたりして思い思いに花をめでている。
宮田代表は「かわいらしい花を眺めるとほっとする。心を休めながら、ゆったりと散策してほしい」と話している。
例年、同団体は見頃に合わせて地元の山菜などが楽しめる「かたくり祭」を開いており、今年は11、12日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。
最終更新:4/8(水) 20:02
山陽新聞デジタル
























