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北に連行され強制労役...韓国軍捕虜が慰謝料求め訴訟「金正恩は2100万ウォン支払え」

4/8(水) 10:00配信

朝鮮日報日本語版

 6・25当時、北朝鮮に連行され強制労役をさせられた韓国軍捕虜のノ・サホンさん(91)、ハン・ジェボクさん(86)が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を相手取り訴えた訴訟で「慰謝料として2100万ウォン(約188万円)を支払え」と主張した。

 二人は6・25に参戦したが捕虜となり、33カ月にわたり北朝鮮内務省建設隊所属として平安南道江東郡の炭鉱で作業に従事した。二人は2001年に脱北し、韓国に戻った。強制労役を行った時期は故・金日成(キム・イルソン)主席の時代だったが、故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の時代も、韓国軍捕虜という理由から北朝鮮社会で差別と蔑視を受けてきたというのが彼らの主張だ。金日成・金正日父子がすでに死亡した2016年、二人は相続人である金正恩氏と北朝鮮当局を相手取り、受け取れなかった賃金と慰謝料を合わせてそれぞれ1億6800万ウォン(約1500万円)の支払いを求める訴訟を起こした。

 7日にソウル中央地裁民事47単独による審理で開催された2回目の弁論で請求額が調整された。1人当たりの未払い賃金6800万ウォン(約610万円)に対する請求を撤回し、慰謝料請求額をそれぞれ2億ウォン(約1800万円)に引き上げた。その上で慰謝料2億ウォンのうち2100万ウォンを金正恩氏に対して優先的に請求することにした。

 これは金正恩氏の相続分を考慮したものだ。金正日総書記は配偶者の金玉(キム・オク)氏との間などに金正恩氏をはじめ金正男(キム・ジョンナム)氏、金雪松(キム・ソルソン)氏、金春松(キム・チュンソン)氏、金正哲(キム・ジョンチョル)氏、金与正(キム・ヨジョン)氏の6人の子供がいる。配偶者は子供の1.5倍を相続し、子供は男女にかかわらず相続分は同一だ。相続放棄の意志を明確にしない限り、債務も相続されるため慰謝料2億ウォンに対する金正恩氏の責任分は15分の2(2600万ウォン=約233万円)となり、その一部の2100万ウォンを請求することにした。

最終更新:4/8(水) 11:49
朝鮮日報日本語版

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