ここから本文です

ソウルの徳寿宮正門前に「月台」 1世紀ぶり復元へ

4/8(水) 12:30配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの中心部にある朝鮮王朝時代の宮殿、徳寿宮の正門である大漢門を本来の姿に戻すため、この門の前に「月台」を1世紀ぶりに復元する。文化財庁の宮陵遺跡本部が8日、来年までに月台の復元工事を終える計画を明らかにした。月台とは宮殿や廟などに設置する広い壇で、建物の威厳と格式を高める正門には必須要素とされる。

 

 徳寿宮は大韓帝国の歴史の中心舞台でもあった。日本による植民地時代と近代化の際に大漢門の位置がずらされ、徳寿宮は大幅に縮小された。

 徳寿宮の正門は本来、南側に建つ仁化門だったが、東側に大きな道路が建設され、大韓帝国時代に祭祀(さいし)行う円丘壇も東側にできたため、東側にあった大漢門が正門の役割を果たすようになった。元の名称は「大安門」で、当時の新聞記事から1898年ごろに建てられたと推定される。1904年の徳寿宮の大火でも焼失せず、修理を経て1906年に漢陽(ソウルの当時の呼び名)の繁栄を意味する現在の名称に変わった。1970年の道路拡張に伴い、元の位置から33メートルほど内側に移された。

 文献によると、大漢門の月台は1899年に設けられた。1910年代の撮影とされる写真には月台が写っているが、1919年に行われた大韓帝国初代皇帝、高宗の国葬の写真にその姿はない。現在残っているのは月台の端に設置された動物をかたどった石造物だけだ。

 宮陵遺跡本部は大漢門と月台を元の位置に復元することは現実的に不可能と判断し、今の大漢門の前に月台を設置することにした。

 徳寿宮管理所の関係者は「大漢門は大韓帝国の命運が尽きる瞬間を見守った。月台の再現は日帝(日本)が壊し、消し去ったわが歴史を取り戻すという点で意味がある」と述べた。

Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved.

最終更新:4/8(水) 12:30
聯合ニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事