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健康寿命を延ばす習慣づくりへ福岡の企業・行政・医療が一体となった県民運動

4/8(水) 20:00配信

日本食糧新聞

健康づくりといえば「バランスの良い食生活」「適度な運動」「十分な休養」が3大柱。加えて禁煙や適正飲酒が含まれる。これらを実行するのは、今までは個人に任せることが多かったが、最近では行政や企業が率先して健康づくりを後押しする体制になってきている。福岡県では2018年から「ふくおか健康づくり県民運動」として、県内の医療、企業、行政などが一体となりサポートする体制を整えている。その一環として行われた、「第1回チャレンジ!レシピコンクール」と最近スタートした「ふくおか健康ポイントアプリ」について紹介する。

フレイル予防が含まれたレシピコンクール

「チャレンジ!レシピコンクール」は昨年度初めて開催された。テーマは「野菜もう一皿、塩分ひかえめで!」。健康づくり運動の柱の一つ、「食生活の改善」の行動目標である「1日350グラムの野菜摂取」「1日あたり約2グラムの減塩」を実践できるレシピが募集された。
生活習慣病予防の基準は1食あたり450~650kcal、食塩相当量2.5g未満、使用する野菜量120g以上であるが、フレイル予防の献立はタンパク質量や、カルシウム、鉄分、ビタミンDの摂取について考慮することや、高齢者が食べやすいよう、軟らかく、まとまりがあり、飲み込みやすい形状であることが必須となっている。
一般的な生活習慣病予防だけでなくフレイル予防レシピが含まれているのは、歩くことができる自立した高齢者を増やすことが、県民の健康寿命を延ばす重要条件として考えられているからであろう。
合計80以上の応募の中、3部門(生活習慣病予防<学生・一般>、フレイル予防)1~3位が選ばれ、9組のレシピがホームページで紹介されている。
令和元年度「チャレンジ!レシピコンクール」入賞レシピについて(ふくおか健康づくり県民運動情報発信サイト)

生活習慣病予防レシピ1位は伝統食材のアレンジ

生活習慣病予防(一般部門)の1位は、伝統食材を利用した和食の献立であった。和食は健康に良いというイメージがあるが、味噌、醤油を使うので、実は塩分が高くなりがちである。
この献立のポイントは、減塩でもおいしく感じるために乾物や発酵食品を活用していることだ。切干大根をスパゲティに見立てたカルボナーラ風、黒豆をご飯に混ぜることで、香ばしい風味と食感がアクセントになる。またコロッケの衣をおからパウダーにして風味を増したり、味噌汁に甘酒を入れて甘味を加えることで、味噌の量が少なくても塩分を引き出すことができるのだ。
この献立作成には筆者も考案に関わったのだが、乾物や発酵食品の素晴らしさをあらためて認識することができた。惣菜や加工食品をよく食べている現代人は濃い味に慣れているが、日ごろから栄養バランス、カロリー、減塩を意識した食生活を送ることが、健康寿命を延ばすことをもう一度しっかりと意識してほしいと思う。

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最終更新:4/8(水) 20:00
日本食糧新聞

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