南加賀で7日、児童生徒ら向けに新型コロナウイルスの感染予防グッズを寄付する動きが広がった。小松では、ニット製造会社の社長が自身の子どもが通っていた地元幼稚園に「恩返し」として新開発のマスク100枚を贈った。加賀でも市教委に除菌液約470リットルを寄贈する人がおり、少しでも安心して学び、過ごせる環境づくりをサポートしようとそれぞれに思いを寄せた。
ニット製造販売「リベックス」(小松市島町)の山本有二社長(47)は、同町の白嶺幼稚園に白とピンクの2色のニット製マスク計100枚を寄贈した。
同園がマスク不足に悩んでいると知り、妻の潤子専務(47)と子ども3人がかつて同園に通った縁もあって職員と園児の分を用意し、7日の入園式に合わせて会場のこまつドームに届けた。
マスクには伸縮性に優れた地元産のポリエステル製ニット生地を用い、ひもと一体にしてフィット感を高めた。洗って繰り返し使うことができるほか、内側に市販のフィルターを入れられる仕様となっている。
コロナの感染拡大でニットの受注が減っていたことをきっかけにマスクの開発を始めた。大量生産できる設備がないため当初から社員や家族向けに試作を進めたが、3月末に完成すると早々に近所で評判になった。聞き付けた住民から問い合わせが相次ぎ、1枚千円で可能な範囲で提供してきた。
山本さん夫妻からマスクを受け取った白嶺幼稚園の上出美智代園長(68)は「心遣いに感謝し、大切に使いたい」と話した。山本社長は「マスクで園児が少しでも安心してもらえたらうれしい」と語った。
加賀市セミナーハウスあいりす館長の大嶋茂さん(66)=同市松山町=は、市教委に除菌液約470リットルを寄贈した。市内全24小中学校で新型コロナウイルス感染症対策に役立てる。
山田利明市教育長は「予防の気持ちが高まるほど除菌液は早く減るので、どれだけあっても足りない」と謝意を示した。大嶋さんは以前に勅使地区公民館長も務めており、今後は市内21公民館への寄贈も考えているという。
北國新聞社
最終更新:4/8(水) 1:32
北國新聞社

























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