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欧州でコロナ治療に必要な医薬品不足するリスク-EU当局者が警告

4/8(水) 9:22配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のキリアキデス委員(保健衛生・食の安全担当)は新型コロナウイルス感染症の治療に必要な重要な医薬品について、一部の加盟国で近く不足に陥る恐れがあるとし、製薬業界に対し増産するよう訴えた。

同委員は欧州製薬団体連合会(EFPIA)やメディスンズ・フォー・ヨーロッパ、他の業界団体の関係者に宛てた3日付書簡で「新型コロナ患者の治療に使用される重要な医療用医薬品が不足する差し迫ったリスクがある」と警告した。一部の加盟国は1週間分の供給量しかないと説明しているという。

医薬品が不足している背景には隔離措置に伴う工場稼働停止や国境閉鎖による物流の問題、輸出規制、医療機関や市民、政府が備蓄を増やしていることなどがある。

キリアキデス委員は「ロックダウン(都市封鎖)やインドによる規制継続を踏まえると、EUでのパラセタモール増産も明らかに必要だ」と指摘した。パラセタモールは解熱薬で、供給が足りなくなっている医薬品の1つ。事情に詳しいEU外交官によると、その他の必要な医薬品には抗生物質や麻酔薬がある。書簡については英紙フィナンシャル・タイムズが先に報じた。

原題:Europe Seen Facing Imminent Risk of Key Medicines Shortage (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Nikos Chrysoloras

最終更新:4/8(水) 9:22
Bloomberg

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