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中国外務省報道官、米軍がウイルス持ち込みとのツイート巡り釈明

4/8(水) 9:48配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国外務省の趙立堅報道官は7日、米軍が新型コロナウイルスを湖北省武漢に持ち込んだ可能性があると主張した自身のツイートは「中国国民の怒り」を映しているなどと釈明した。

趙報道官は北京での記者会見で、問題のツイートは「少し前に中国に汚名を着せた一部の米政治家への対応」だと説明。中国政府の公式スタンスなのかとの質問を受け、「汚名に対する多くの中国国民の怒りも反映している」と述べた。

中国の崔天凱駐米大使がテレビ番組「アクシオス・オン・HBO」のインタビューで、「そのような臆測は誰の役にも立たず、極めて有害だ」と3月に指摘して以後、趙報道官の記者会見は今回が初めて。

中国の駐米大使、新型コロナは米軍由来との外務省幹部見解に同調せず

中国外交を担う当局者2人の見解が分かれているのは、トランプ米大統領が新型コロナを「中国ウイルス」と呼んだことで高まった米中間の緊張への対応を巡り、中国政府内が割れていることを示している。

トランプ大統領はその後、中国ウイルスという表現をやめ、ウイルス対策での米中協力を損ねる対立やアジア系米国人への攻撃を沈静化させたい意向を示唆。一方、米情報当局は中国がこれまで新型コロナウイルスの感染症例やウイルス感染症による死者数をいずれも過少報告し、感染の広がりの実態を隠蔽(いんぺい)していたとする機密報告をホワイトハウスに提出した。ブルームバーグ・ニュースが1日、報告内容の極秘を理由に米当局者3人が匿名を条件に明らかにしたとして報じた。

中国、感染・死者数を意図的に過少報告と米情報当局断定-当局者

崔大使の発言は激しい反発を招いた。中国外務省当局者の1人は先月、省内では多くの人が趙報道官のアプローチを歓迎したとブルームバーグ・ニュースに語った。別の当局者は趙報道官の「危険な」コメントを崔大使が否定したことに安堵(あんど)感を示した。

原題:China Spokesman Defends Virus Tweets Criticized by Trump(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Bloomberg News

最終更新:4/8(水) 9:48
Bloomberg

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