史上初の「緊急事態宣言」から一夜明けた関西…
【記者リポート/大阪・梅田】
「今お昼で、HEP前、いつもここに若い人がたくさん座ったりしてますけども誰もいませんよ」
【街の人】
「いや少ないでしょ!ビックリしました」
【記者リポート/神戸市】
「神戸市の中心部三宮です。普段はビジネスマンなど非常に多くの人が行き交っているのですが、どの道を見ても人影がまばらです」
【記者リポート/大阪・阿倍野】
「地下1階2階の食料品売り場のみ営業しているあべのハルカス近鉄百貨店。地下1階から上にエスカレーターで上がろうとしてもそのエスカレーターは動いていない状態です」
【買い物客】
「あまりにも静かすぎて死んでいる街みたい…」
繁華街の風景を一変させたのはこの一言でした。
【安倍晋三首相/7日夜】
「緊急事態宣言を発出します。集会やイベントを避け、飲み会はもとより、家族以外の多人数での会食も行わないようお願いいたします」
新型コロナウイルスが「国民生活に甚大な影響を及ぼす恐れがある」として、安倍総理がついに大阪府と兵庫県を含む7つの都府県に緊急事態宣言を発出。
【安倍首相/8日】
「たくさんの会社の方々がきょうからが自宅勤務に変えていただいていると聞いている。皆さまのご協力があって初めて1ヵ月でこの緊急事態宣言を脱出することが可能となると思っている」
一夜明け、安倍総理が「宣言」の効果への期待を語る中、対象となった大阪や兵庫などの知事たちと西村経済再生担当大臣がテレビで会談。
【西村康稔・経済再生担当相】
「封じ込めるために8割、極力8割、接触を避けると。8割削減をぜひ強力に進めていければ」
こうした中、関西広域連合が「一体になってコロナを抑えていこう」と連携を確認し「関西圏での帰省や旅行など府県を超えた移動は控えるよう府民・県民に求める」声明を採択しました。
【大阪府・吉村洋文知事/8日午後】
「分かりやすく関西広域連合としては府県を超えた移動は5月6日までできるだけ抑えてくださいと」
過去に例を見ない「緊急事態宣言」を言い渡された大阪と兵庫の街。
【記者リポート/大阪・阿倍野】
「いつもなら多くの人でにぎわう、あべのハルカス前の歩道橋ですが昼前のこの時間帯、ほとんど人がいない状態です」
【キャスターリポート/大阪・新世界】
「新世界も本当に静かですね。静まり返ってます。通天閣は営業してるんですけれども、それでも人はいません」
国内線の欠航がさらに増えた伊丹空港も、神戸の中心部・三ノ宮も「閑散」としています。
一方で、朝の大阪駅にはいつも通り仕事に向かう人の姿がありました。
【ビジネスマン】
「心配は心配なんですけどね。家族飯食わさないとあかんのでね。テレワークは実行していてやっているんですが、私は職種が違うというか仕事上どうしてもいかないといけない」
【女性】
「医療関係なので休むことできない。出歩く人たちが少なくなってくれたら自分も危険から守られるかなとは思う」
しかし、大阪駅を取り囲む大丸梅田店やルクア大阪は全店が臨時休業に。
一方で、あべのハルカス近鉄本店や阪急うめだ本店などは食料品売り場の営業は死守。
【買い物に来た男性】
「地元のスーパー全部売り切れちゃって、わざわざこっちまできた」
【買い物に来た女性】
「食べるのは絶対食べていかなあかんからね。オシャレ用品なんていいじゃないですか。それより生きてくほうが大事やから、ぜいたく品はとにかくもうちょっと後回し。でもいつまでかが分からないから、ちょっと心配です」
さらに、生活必需品を販売しているスーパーなどは通常通り営業しています。
【スーパーの店員】
「優先時間帯となっておりましてこちらの方に並んでいただけますか」
中でもコープこうべが運営するスーパーでは8日から、開店直後の30分間は高齢者などを優先して営業しています。
【女性客】
「いつもだったらすごい人なんです。きょうはゆったりね、全然違います」
また、緊急事態宣言でささやかれていた店舗などの使用制限については…
【大阪府・吉村知事/7日】
「よーいどんで施設の使用制限はやらない。(人が)出回っている状況が全く変わらない、これはこのまま置いておけば危険だと知事として察知すれば、施設の使用制限に踏み切りたい」
大阪府は結局「様子見」にとどめました。
【記者リポート/7日夜】
「大阪北区の天神橋筋商店街では商売をする人たちの判断が分かれています」
家族で経営するこちらの衣料品店では、先月から売り上げが4割ほど減少しています。
【衣料店AESOP・店主】
「洋服が全然売れない、洋服屋なのに。8日は閉める。予定がたたへん。いつまで閉めていいものなのか。融資を受けたいから8日は銀行に行こうかなと思っている」
経営が成り立たないとして、しばらく店を閉めることにしました。
【記者リポート】
「東大阪市のボウリング場は普段は多くの人でにぎわっていますが、8日は電気もついていない状態です」
ボウリング・スペース・ヒットでは、客の安全を第一に考え、自ら休業する決断をしました。
【ボウリングスペースヒット・高橋良彰支配人】
「きのう、めったに落とさない看板ブレーカーの電源を落としたんですけども、看板を消すっていう作業ってのはすごく悲しい気持ちになりました」
先月から売り上げが半減し、今後の休業もあわせると損失は約2000万円。
会社にとっても苦渋の決断ですが、休んでいるアルバイトにも給与を補償するということです。
【ボウリングスペースヒット・高橋良彰支配人】
「アルバイトも弊社にとっては財産になりますから、5月に元気に帰ってきてもらえるように手厚くお支払いをする所存です」
一方で、吉村知事の「様子見」発言に頭を悩ませているのが、堺市の学習塾です。
【未来アカデミー・福島敦央塾長/7日】
「予想していなかった。正直、授業できないという予測だったので」
大阪府から使用制限の要請があると見越して「オンライン」で授業できるように準備を進めていました。
【生徒】
「家だとちゃんと(勉強)できひんから不安やけど、オンラインやったらちゃんとできそうやなって思います」
しかし、大阪府の要請が無い上、保護者の8割が「教室に通わせたい」と希望。これを受け、8日からはオンラインを取り入れつつ、引き続き教室で授業を行うことにしたのです。
誰もが初めて経験する「緊急事態」。この1ヵ月で私たちの暮らしはどう変わっていくのでしょうか…
関西テレビ
最終更新:4/8(水) 19:52
関西テレビ



























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