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アニメ『かぐや様は告らせたい』第2期は石上 優が活躍!?  制作の裏側がわかるプロデューサー対談

4/9(木) 13:54配信

エムオンプレス

『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて好評連載中、人気ラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』。プライドが高すぎる故に告白できない、エリート校の生徒会副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行による、相手に“告白させる”ための頭脳戦が描かれる本作は、2019年にTVアニメ第1期が放送され大好評となった。

【画像】アニメ『かぐや様は告らせたい』第2期

そして、2020年4月にはTVアニメ第2期『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』がMBS、TOKYO MX、BS11ほか各局にて放送(配信)開始。このたび、作品制作のキーマンであるプロデューサーの石川達也(アニプレックス)、山田賢志郎(A-1 Pictures)にインタビューを実施し、第1期の反響を振り返りつつ、第2期の見どころについても詳しく語って頂いた。

石川達也:アニプレックス制作担当プロデューサー。「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」/ 「〈物語〉シリーズ」他多数

山田賢志郎:A-1 Pictures(以下、A-1)アニメーションプロデューサー。「七つの大罪」シリーズ/「黒執事」シリーズ他多数

取材・文 / 長戸 勲

◆第1期の手応えは……

ーー まず第1期についてですが、制作中に手応えを感じた瞬間がありましたら教えてください。

【 山田 】 ダビングの時点で手ごたえは感じていましたね。面白い原作に作画、演出、キャスト、音楽など各セクションの方々が息を吹き込んでくれたので、「これはいけるな」と思いました。

ーー 第1期は花火のエピソードで綺麗にまとまった終わり形になりましたね。

【 山田 】 いつもバカをやっている生徒会メンバーが、かぐや様のために花火を見せようと、一致団結する青春エピソードなので最終話にふさわしいと思いました。

【 石川 】 最終話で綺麗な花火を描いていただいたので、絵的にも映えたと思います。物語の節目がしっかり描かれている作品ですよね。

ーー 制作現場の雰囲気についても聞かせてください。

【 山田 】 1期ではキャスト・スタッフも皆さん作品をよりよくしようと楽しんでやっていました。それがフィルムにも出ていると思います。

【 石川 】 2期に関しては、僕は音響が一番変わったかなと。アドリブの幅がさらに広くなった気がします。

【 山田 】 アドリブという意味ではクリエイターさんも、原作をさらにパワーアップして想像以上の映像をつくり上げてくれました。

【 石川 】 メリハリを付けつつ、みんなが楽しみながらブラッシュアップしている感じがすごくありますね。

ーー 第1期でも声優さん、とくにナレーションの青山 穣さんのアドリブが多かったと聞いています。

【 石川 】 そうですね。じつは第1期でアドリブが多かったと言われていますが、意外とテストの段階でアドリブを入れてもらったものの、本番では直していることも多かったです。原作をお借りしている以上、まずはファンに認めてもらう、楽しんでもらうことが一番ですから。

【 山田 】 アニメをつくる意味でナレーションってすごく気を使うんですよね。そこを青山さんはキャラを立てつつ一番いいラインで納めていただきました。

【 石川 】 ただ、回を重ねていくと青山さんのやり方やイメージがフィルムに馴染んできて、自然とアドリブが入るようになりました。2期に関しては勝手がわかっている分、より幅が広がって面白いものに仕上がっていると思います。

◆第2期の重要キャラクターは石上!?

ーー 次に第2期の話を中心に聞かせてください。第2期の話が持ち上がったのはいつですか?

【 山田 】 第1期の放送中です。まだ制作が決まっていたわけではなく、「続きをやれたらいいよね」くらいの話は石川さんとしていました。

【 石川 】 もともとお互いに「2期をやるとしたらストーリーのここまでで、こういう内容で描いたほうがいいよね」という話はしていました。ありがたいことに1期はお客さんの反応が良く、国内外でたくさんの人に見て頂くことができたので、「2期ができるかも」という話になり、改めて山田さんに相談し、実現した感じです。

ーー 今作では伊井野ミコ、大仏こばちといった新キャラクターが登場しますが、彼女たちの魅力とは?

【 石川 】 正義感と妄想癖が強い伊井野ミコ、地味に見えるけど作中では1、2位を争う美人と言われる大仏こばちという具合に、キャラクターとしての存在感はどちらも強いです。そんな彼女たちが登場することで、既存の生徒会メンバーの立ち位置、見え方が変わるというか、新しい一面が見えてくるところがすごくいいですね。

【 山田 】 新キャラのミコに関しては、彼女が生徒会に惹かれて入るまでのシーンを、楽しくも感動的に描くことができました。大仏についてはミコとの過去回想がみどころだと思います。あの眼鏡の奥の表情が気になりなりますね。

【 石川 】 キャストさんに関しては、ミコちゃんの声は富田美憂さんにお願いし、かわいい”後輩らしさ”をうまく出して頂きました。

【 山田 】 正義感と頭の良さも出しつつ、絶対的に可愛いい演技が相当にハマっています。

【 石川 】 良いですよね。一方、大仏のほうは日高里菜さんに担当して頂きました。日高さんといえばヒロインらしい可愛い子を演じられるイメージがあり、大仏のような少し冷静で独特なキャラクターは珍しいと思います。「こういう子も演じられるんだ」と日高さんの演技の幅に驚くかもしれません。

【 山田 】 まだ日高さんからあの声がでているなんて信じられません。

ーー 重要キャラといえば、第2期では裏主人公と言われる石上優もポイントになりそうですね。

【 石川 】 はい。石上はめちゃくちゃ良いキャラクターですが、第1期では途中参戦で、まだまだポテンシャルを秘めていました。

【 山田 】 1期でキモかった石上が2期ではキモカッコイイです。

【 石川 】 彼にスポットを当てて深堀りすることで、本当に格好良く見えてくるんですよ。

【 山田 】 石上が繰り出す数々の名台詞は見どころの一つですね。

ーー サブキャラクターとして何かと登場する柏木 渚、柏木の彼氏ですが、彼らの恋愛模様も描かれていますか?

【 石川 】 全部ではありませんが、原作エピソードをできるだけ拾っています。

【 山田 】 2期では、かぐやと白金の恋愛が中々進展しないなか、このふたりの関係はどんどん進展していくという、ある意味対比となる役目です。

【 石川 】 それに今回は夏休み明けから始まりますので、色んな意味で等身大の高校生カップルの進展具合には注目してほしいです。

ーー ちなみに、おふたりのお気に入りのキャラクターは?

【 山田 】 圭ちゃん(主人公・白銀御行の妹、白銀 圭)です。反抗期な感じがとても良いですよね。

【 石川 】 あ~、いい感じのキャラクターを選びますね。じゃあ、自分は御行のパパにしよう。

【 山田 】 それは笑いを取りに来てる感がある(笑)。

【 石川 】 やっぱり? 少し斜に構えてみたけど。自分の立場的にどう答えるのが正解なのか……。

【 山田 】 じゃあ、心のままに挙げるとしたら?

【 石川 】 つばめ先輩(石上の想い人である先輩、子安つばめ)。

【 山田 】 つばめ先輩については登場する回の収録後、白銀役の古川 慎さんと石上役の鈴木崚汰さんとで「やっぱり、つばめ先輩可愛いよね~。石上が惚れるのはよく分かる」と3人で雑談しましたね。

【 石川 】 声は福原 遥さんに担当して頂き、本当に可愛らしいキャラクターになりました。

【 山田 】 福原さんにはEDテーマもお願いしていて、青春を感じさせるようなとてもエモーショナルな曲に仕上がっています。ぜひご注目ください。

◆第1期とは異なる形の仕掛けに期待大!

ーー 第1期ではOPテーマ(「ラブ・ドラマティック」)を鈴木雅之さんが担当されたことに驚きました。

【 石川 】 反響はかなり大きかったですね。

【 山田 】 本編以外でアニメの最初のサプライズはOPの鈴木雅之さんの曲です。視聴者が想像していなかった部分だったと思うので、話題になってよかったです。

【 石川 】 フィルムも喜んでもらえたし、楽曲もうまく受け入れて頂けました。すべて上手くハマっていったことで、多くの方に楽しんで頂けたことを嬉しく思います。正直、最初は「なんで鈴木雅之さんなの?」と思った方も少なからずいたでしょうし、そもそも交渉させて頂いた私としても、鈴木さんにお願いして良いと思っていませんでしたから(笑)。

【 山田 】 本当に受けていただけるとは思っていませんでした。

ーー 実際にオファーを出したとき、鈴木雅之さん側の反応はいかがでしたか?

【 石川 】 それが意外と良かったんですよ。鈴木さんご自身も新しいことにご興味を持っておられて実現しました。

ーー 反響繋がりでいうと、第1期第3話の特殊ED(「チカっとチカ千花っ」)も大変話題になりましたが、こちらはどのようにして作られたのでしょうか?

【 石川 】 あのEDは山田さんからのご提案で、我々も「これは面白い!」と思って楽曲を作らせて頂きました。映像に関しては山田さんにおまかせする感じで。

【 山田 】 これはプロデューサーが石川さんだったからこそ実現した企画だと思っています。石川さんは私の考えていることを汲み取ってくれて、作詞・作曲、振り付け、演出・原画もこちらが指定した方に依頼してくれました。

【 石川 】 この特殊EDは山田さんからお話を伺ってやりたい事が伝わったので、100%の形で実現したいと思って動きました。もともと山田さんの方に完成までのイメージがあり、そのイメージを自分も共感できたので、個別で依頼をしています。なので本編スタッフとは独立して作りました。

ーー 結果、思い描いていたものが完成し、大反響に繋がったと。

【 石川 】 はい。多くの方に楽しんで頂けたようで、とても有難かったです。また第2期では違った角度で楽しんで貰えるものをご用意できたら良いなと。

【 山田 】 第2期では異なる方向性の仕掛けを考えようという話になりました。引き続き面白く仕上がっているのでぜひ楽しみに待っていてほしいです。

【 石川 】 一つあげるとすればPV中に流れる”校歌”ですね。ストーリー的には第1期で描かれるはずのシーンですが、構成の都合上見送った場面です。でも、やっぱり学園モノなので校歌のシーンを描きたいと思っていて。原作ファンの方なら「校歌のシーンが出てくる、それってつまり……」という予想が立てられるかもしれません。

【 山田 】 時系列的に第1期で省かれたと思われていた話数が、第2期にも出てくるかも……!?

【 石川 】 あるかも知れないし、ないかも知れない……!

ーー ちなみに素朴な疑問なのですが、なぜサブタイトルの「~天才たちの恋愛頭脳戦~」に取り消し線が?

【 山田 】 頭脳戦をしてないからです。

【 石川 】 じつは赤坂アカ先生が「(サブタイトルを)取っても良いかも」と仰っていたんです。

ーー たしか原作で、そろそろ取ったほうがいいかもしれないと書かれていました。

【 石川 】 本当に漫画でもサブタイトルを取るか悩まれたそうですよ。

【 山田 】 そういう経緯もあって、取り消し線を入れることにしました。

ーー 最後に、放送・配信を楽しみにしているファンの方にひと言お願いいたします。

【 山田 】 おかげさまで第1期は、大変ご好評頂きました。第2期を楽しみにしている方に向けて、第1期を超えるくらい楽しく、ときに感動できる内容になっています。スタッフやキャストさんも、より作品を面白く楽しませようという気持ちで作っているので、愛と情熱が映像に出ているかなと思います。期待して待っていてください!

【 石川 】 みなさんのおかげで第2期を作ることができました。前回同様、気負わず気楽な感じで見て頂けると嬉しいです。ぜひTVや色んな配信サイトで見て頂き、アニメショップに行かれた際はBlu-rayやDVD、グッズを手に取って頂けると!(笑) 原作はもちろん、アニメやイベント、グッズなど色んな楽しみ方をして頂き、作品をもっと息長く展開したいなと思っています。まずはまもなくスタートするアニメを楽しんで貰えると嬉しいです。

ーー ありがとうございました!

(c)赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会

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最終更新:4/9(木) 13:54
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