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MVV Maastricht(オランダ2部) Robbie Servais監督「大阪府サッカー協会から来るU18チームを迎えられず残念」

4/9(木) 10:38配信

高校サッカードットコム

 MVV Maastrichtはオランダ最古の街であるMaastrichtのプロクラブだ。1902年4月2日に設立、現在はオランダ2部リーグに所属。同チームは1976年に初めて降格を経験、1984年と1997年にはオランダ2部リーグ優勝、1978年と1988年にはEredivisie(オランダ1部)への昇格を経験した。ヨーロッパで選手引退後、欧州委員会を通して勉強プログラムで来日した経験もあるRobbie Servais監督にお話を伺った。

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―― 監督(コーチ)としての経歴を簡単に教えて下さい。

ヨーロッパで選手引退後、欧州委員会を通して勉強プログラムで来日しました。日本の文化や言語について早稲田大学にて学び、ヴィッセル神戸でインターンを行いました。その後、ヴィッセル神戸にはアカデミーコーチとして、大宮アルディージャに行くまでの2年間在籍していました。埼玉にも結局2年間いましたが、理想的な形で日本語や文化、Jリーグについて学ぶことが出来ました。投資は小さくは無かったですが、日本で言語と文化をしっかり学んだコーチも多くはいない為、自分の為になると確信していました。更に1年アーセナル市川で過ごした後、シンガポールサッカー協会に移りました。4年間でU14、 U15、U23、U19の代表を指導しました。また、オーストラリアでプロライセンスも取得しました。Bert Van Marwijk氏がサウジアラビア代表監督を務めた際には、ワールドカップ予選(日本、オーストラリア、タイ)の対戦相手の分析担当を行いました。When van Marwijk氏がオーストラリア代表監督に就任した際も、アシスタントコーチとしてロシアワールドカップに行きました。その後はブルネイ代表監督も一時的に務め、モンゴル代表相手にワールドカップ予選を戦いました。10年のアジアでの経験の後、日本人の妻と子とヨーロッパに戻りました。私の故郷のチームであるMVV Maastricht(オランダ2部所属)ではトップチームのアシスタントコーチ、U19監督を務めました。来シーズンは新しく出来たU21の監督を務めます。

―― このクラブに来たきっかけを教えてください。

MVV Maastrichtは元々私が選手としてプレーしていたのと故郷であるので、海外にいながらも常に活動を追い、応援してきました。常にチームに対する気持ちはありましたし、戻ることに違和感はありませんでした。チームは赤と青のユニフォームに身を包み、サポーター共々誇りを持っています。

―― このクラブ・チームとしての良さを教えてください。

MVV Maastrichtは1902年設立の歴史のあるクラブであり、オランダ最古の街として誇れるクラブです。私の役目はユースの最高学年(今季はU19、来季はU21)とトップチームのギャップを埋め、橋渡しをする事です。4人トップ昇格、また3人はイレギュラーでトップチーム参加と結果も出て来ています。毎試合2、3人ユースの選手がトップチームに選出されています。

―― クラブにおけるユースシステムはどの様になっていますか?

U19、U17、U15、U13、U12、U11チーム、更にはもっと若い選手もタレントプログラムもあります。来年はオランダサッカー協会の変化と共にU21のを作り、若手にトップチーム昇格までに適応する時間を与える試みをします。

―― ユース年代において、クラブとしての指導方針、特に大事にしている事はありますか?また、トップチームに辿り着く選手の基準にはどの様なものがありますか?

現在のU19の選手は私達の時代に比べて変化してきています。ストリートサッカーから学ぶ機会が減り、不均一の路面でプレーする事がありません。サッカーとしては、この事は彼らの基礎や機能的な技術の欠落に繋がります。多くのコーチやアカデミーはこれくらいの年代でボールの扱いや、パスやボールを受ける動作を練習する事に否定的かもしれません。しかし、この年代においても向上出来る可能性を大いに秘めているのです。パス時のボールのスピード、回転、ファーストタッチの方向づけ、動いているボールやバウンドするボールに対する判断などがあります。これらは、やるだけで即効性を持って、目に分かるように良くなります。また、彼らには沢山彼らを阻害するものがあり、彼らがそれにどう対処するかも非常に興味深いです。私の役目は彼らがトップチームに行く為には何が必要か指し示す事ですが、彼らの発展は彼らの責任になります。U19ではトップチームでのやり方と私のスタイルと原則を融合してプレーしています。私のプレースタイルはボールを持ってる時に、相手を無効化する様なサッカーです。相手に取りたくないような決断を迫ります。そこには勿論リスクも付きまといますし、11人全員の高い集中力が必要ですが、魅力的です。ポゼッションは相手のライン間でプレーし、ポジショニングで相手を支配します。ボールを奪った後では、ボールをキープし、すぐに失わない事が求められます。また、当たり前ですが、ユースとトップの選手にはあらゆる面で能力に差があり、私の役目はそれを限りなく埋める事です。技術的なスキルやゴールを奪うための技術になります。若い選手にとって戦術的な大きな挑戦は、ボールを失った後のトランジションとボールを保持している時のペースを変化させる能力です。ポゼッション時には、ボールを早く動かす事が良いと思われがちですが、ボールをキープすべき時、相手を誘い込みスペースを作る事を学ぶべきです。

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最終更新:4/9(木) 10:38
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