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広島県議会の桧山元議長と渡辺典子県議の事務所捜索 河井夫妻疑惑

4/9(木) 16:19配信

中国新聞デジタル

 昨年7月の参院選広島選挙区で初当選した自民党の河井案里氏(参院広島)の陣営を巡る公選法違反(買収)事件に絡み、広島地検は9日、広島県議会の桧山俊宏元議長(75)=広島市安芸区=と渡辺典子氏(35)=安佐北区=の現職県議2人の後援会事務所などを家宅捜索した。関係者によると、公選法違反容疑とみられる。2人は案里氏が県議時代に同じ会派に所属し、参院選では案里氏を支援していた。

【一問一答】桧山氏と報道陣の主なやりとり

 地検は、案里氏と夫の克行前法相(衆院広島3区)が公示前、広島県内の地方議員らに票の取りまとめを頼む趣旨で現金を渡したとの見方を強め、任意聴取を進めている。桧山氏と渡辺氏については強制捜査が必要と判断。現金受け取りの有無などを捜査しているもようだ。2人は中国新聞のこれまでの取材に現金の受け取りを否定している。

 桧山氏は1991年~2003年に県議会議長を務めた県政界の実力者の一人。参院選で案里氏に敗れた自民党の溝手顕正氏を支えた同党県連の主流派とは距離を置き、案里氏を支援した。渡辺氏も、県議会で行動をともにしていた案里氏を応援していた。

 地検はこの日、2人の事務所と自宅を家宅捜索し、関係資料を押収。任意聴取もした。聴取後、桧山氏は報道陣に対し、地検から金品を受け取ったかどうかを聞かれたとし「そこだけは全く違いますと。いくら言われても同調はできませんと話してきた」と述べた。渡辺氏の事務所のスタッフは「違法な現金は受け取っていない」と話した。

 参院選広島選挙区では、自民党が党本部主導で2議席独占を狙って案里氏を擁立し、ベテランの溝手氏が落選した。河井氏側には公示前、夫妻が支部長を務める二つの党支部に対し、党本部から計1億5千万円の入金があった。地検は3月下旬以降、広島県内の地方議員ら関係者を一斉に任意聴取。案里氏陣営の資金の流れなどの捜査を進めているとみられる。

中国新聞社

最終更新:4/10(金) 2:11
中国新聞デジタル

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