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我が道を行く!「流行なんて関係ねぇ」 時代に媚びなかった車3選

4/9(木) 14:10配信

くるまのニュース

我が道を突き進んだクルマたちを振り返る

 現在、日本の自動車市場ではSUVや軽ハイトワゴンが人気となっており、かつてはステーションワゴンやクロスカントリー4WD車などが売れたことがあります。

【画像】とんでもなく長寿なモデルと短命に終わったモデルを見る(13枚)

 大ヒットするクルマがあると各メーカーが追従し、流行を形成しますが、なかには流行など気にせずに販売されたクルマも存在。

 そこで、時代に媚びることなく志が高かったクルマを3車種ピックアップして紹介します。

●三菱「デボネア」

 1964年にデビューした三菱のフラッグシップセダン「デボネア」は、5ナンバーサイズでありながら、1960年代のアメリカ車のような外観で、独特な風格を持ったモデルです。

 当時としては高い静粛性を誇った室内と、2リッター直列6気筒OHVエンジンの滑らかな加速は、高級車にふさわしいものでした。

 しかし、全グレードが6気筒エンジンだったことで、当時の競合となるトヨタ「トヨペット・クラウン」や日産「セドリック」、プリンス「グロリア」などに比べ車両価格は高額で、販売は低迷。

 そこで、1976年のマイナーチェンジで2.6リッター直列4気筒エンジンに換装されましたが、販売台数の大幅な向上には至りませんでした。

 それ以降は大幅なアップデートがおこなわず、時間が止まったような古風なデザインのまま、初代デボネアは1986年まで22年間も生産され、近代的なデザインと装備の2代目へとバトンタッチします。

 その古風なデザインが生産終了後に再評価され、後に中古車の人気が高くなる現象が起き、なかでも1972年まで生産された、左右三角窓付きでL字型テールランプのモデルは、その希少性からとくに人気となりました。

●日産「サニートラック」

 1966年に発売されたダットサン「サニー」は、日産の大衆車の原点といえるモデルです。

 当初2ドアセダンのみだったボディも4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドアライトバンが追加され、1967年にはピックアップトラックをラインナップするなど、高度成長期のクルマに対するニーズを満たすことで、ヒットします。

 1970年に2代目にモデルチェンジすると、ライバルのトヨタ「カローラ」に対抗して、低回転域から高回転まで軽快に回る1.2リッター直列4気筒OHV「A12型」エンジンを搭載し、モータースポーツの世界でも活躍。

 2代目も初代と同様に多くのボディタイプが設定されましたが、なかでも1971年に発売された「サニートラック」は、使い勝手と経済性の良さから好評を博し、1973年にサニーがモデルチェンジしてもトラックはそのまま形を変えず販売が継続されました。

 その後、環境対応やフロントフェイスの意匠変更がおこなわれましたが、それ以外に大きな変更なく、1994年に販売を終了。

 生産が終了した後もクラシカルなデザインや、希少な小型FR車ということから一定の人気を保ち、現在もファンが数多く存在します。

 個人商店や中小企業を中心に売れていたことから現存している台数が多く、いまではサニートラックを専門に扱うショップがあるほどです。

 なお、サニートラックは南アフリカで「バッキー1400」という車名で、2008年まで現地生産が続けられ、じつに37年間も生産されたことになります。

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最終更新:4/9(木) 17:37
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