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豆腐にトマト味やオリーブ味も イタリアのベジタリアンに大人気

4/9(木) 17:09配信

日本食糧新聞

米国や欧州のように、イタリアでも豆腐はベジタリアンに人気の食材である。ところが、最近では普通のスーパーでも目にする機会が増えてきた。それも、私たちが食べているようなシンプルな味のない豆腐ではなく、トマト味やオリーブ味のようなフレーバー豆腐である。実際にどういうものか試してみた。

イタリアでは「大豆のチーズ」とも呼ばれるTofu

豆腐は米国でのマクロビオティックの成功とともに、1960年代にはすでにイタリアに登場していたという。牛乳ではないが大豆のミルク(豆乳)を原料とし、見た目がチーズに似ていることから、イタリアでは「大豆のチーズ」とも呼ばれる。完全に植物性なのに良質なたんぱく質が豊富に含まれているので、ベジタリアンにとって乳製品の代用品として人気ナンバーワンの食品である。
そのためかイタリアでは豆腐はチーズのようでなければならないようである。イタリアで販売されている豆腐は、日本の木綿豆腐よりもずっと硬い。ちょっとやそっとでは崩れない。
一方、絹ごし豆腐のような軟やかい豆腐もあることにはあるが、こちらはリコッタやマスカルポーネチーズなどのフレッシュチーズがイメージである。クリーム状に塗って使うことを前提とした柔らかさなのである。

そのまま食べるのは難しいイタリアの豆腐

豆腐をチーズと比べた場合、色も形も似ているが、味は全く別物である。しかもどういうわけか、イタリアの豆腐は日本のよりもずっと苦味が強い。
日本の湯豆腐のように昆布だしで豆腐をゆで、ほのかな甘みを楽しむという料理は、もともとイタリアにはないし、イタリアの豆腐ではおいしくできるとは思えない。
そのまま食べるのは難しいので、トマトなどの味の濃い食材とともに焼いたり、クリーム状にして料理するのが一般的である。しかし、よく考えると日本でも湯豆腐はしょうゆや薬味など味の濃いものと一緒に食す。特に肉豆腐のように動物性たんぱく質とよく合う。
イタリアでは、豆腐は動物性たんぱく質の代わりの食材である。おいしく料理しようと思うと、けっこう調理が難しい。

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最終更新:4/9(木) 17:09
日本食糧新聞

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