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東京五輪延期「痛み伴う複雑なパズル」 水面下で動いた世界陸連セバスチャン・コー会長

4/10(金) 7:02配信

47NEWS

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、東京五輪・パラリンピックの1年延期が決まった。各国選手やオリンピック委員会から予定通りの開催方針に批判も起こる中、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(66)=ドイツ=に延期を求める書簡を送り、水面下で再考を促したのが世界陸上競技連盟(世界陸連)会長のセバスチャン・コー氏(63)=英国=だった。このほど共同通信などとのテレビ電話形式インタビューに応じ、2012年ロンドン五輪を大会組織委員会会長として成功に導いた経験を踏まえ、史上初の五輪延期について「痛みを伴う決断。いかに複雑なパズルで困難なものだったかもよく分かっている」と全面的に支持した。(共同通信=田村崇仁)

 ▽選手の不安

 ―IOCのバッハ会長に書簡を送って延期を求めた理由は。

 「多くの陸上選手と話した結果、彼らは新型コロナの感染拡大で不安を抱え、練習環境も確保できず、公平な競争にならない厳しい状況と判断した。今夏に五輪をしようとすれば『勝ち目がない闘い』でもあった。先行きは誰も読めない。書簡は既に公開されているが、各国・地域の陸上連盟と共通理解の下で提案した。IOCにとっても建設的な形で理解を得るのに役立ったと思う」

 ―IOCの決断のタイミングはどうだったか。

 「これは簡単な決断ではなかった。多くの関係者が絡んでおり、招致決定から7年の準備期間も知っている。もっと早く決断すべきだったかどうかは分からないが、不安定な選手の立場を考えれば今回の決断を歓迎する」

 
▽世界陸上延期は可能
 ―五輪の延期は1年程度で十分だと思うか。

 「私は専門家でも科学者でもないが、来年の五輪延期に同意するし、心から開催を望んでいる。今、最も重要なのは選手に十分な時間を与えること。ボランティアや大会役員の助けにもなる。最優先事項は選手たちが安全な状況で競技会に戻ってくることだ。今季の陸上シーズンも9月以降に再開を探っている。五輪の開催日程で一番は最も持続可能な時期に決めることで、全員の納得を得るのは難しいだろう」

 ―来年8月に米オレゴン州ユージンで開催予定の世界選手権は。

 「この状況は誰も予想できなかった。柔軟な対応が非常に重要。複雑なジグソーパズルになるが、五輪の新たな日程に合わせ、延期は可能だ。2023年大会(ブダペスト)との2年連続開催でも異例とはいえ対応は可能だ」

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最終更新:4/10(金) 7:12
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