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新iPad Pro、進化した文字入力とトラックパッドが意外に便利だった

4/10(金) 12:11配信

マイナビニュース

多くのiPad Proユーザーが注目していると思われるのが、新しいiPad Proと同時に発表された「Magic Keyboard」です。キーストローク1mmのバックライトキーボードと、マルチタッチジェスチャーに対応するトラックパッドが搭載されているのが特徴です。もちろん、折りたためばiPad Proを保護するケースにもなります。「今すぐ欲しい!」「早く予約したい!」と考えている人も多いでしょう。

【写真】Optionなどの修飾キーに割り当てる機能を自由にカスタマイズできる

Magic Keyboardの発表に合わせ、3月25日にローンチされたiPadOS 13.4では、ハードウェアキーボードとトラックパッドに関連する新機能が追加されました。そこで、それらの新機能を改めて整理してみましょう。なお、ハードウェアキーボードのために追加された新機能はMagic Keyboardのみならず、現行の「Smart Keyboard Folio」でも試せます。

iPad ProもMacと同じ「ライブ変換」に対応

iPadOS 13.4で追加された特徴の1つが、macOSではすでに搭載されている日本語変換機能「ライブ変換」です。

ライブ変換は、日本語の入力の際にわざわざスペースキーを押さなくても、漢字やカタカナへの変換を自動的に行ってくれる機能です。キーボードを装着した状態で、iPadOSの「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」のメニューに入ると、新設された「ライブ変換」がオンにできます。

ライブ変換によるタイピング感は、好みが分かれるかもしれません。ちなみに、筆者はこれが苦手なので、macOSでもあまり使っていませんでした。長めの文を書くときには、何度もスペースキーを押して変換する手間が省ける良さはあるのですが、途中で間違った漢字の変換候補を呼び出そうとしているところがチラチラと横目に見えるのがなんとなく不安に感じてしまうからです。


最終的には、正しい漢字やカタカナに変換してくれるし、筆者があまり好きではないむやみな漢字変換(「こと=事」「いる=居る」のように)もしないので、スマートな機能だとは思うのですが…。すでにmacOSでライブ変換を活用している人にとっては、iPadOSのライブ変換対応は朗報だといえるでしょう。なお、iOS 13.4にはライブ変換はないので、iPhoneでは利用できません。

ハードウェアキーボードに関連するもうひとつの新機能は、Caps LockやControl、Optionなどの「修飾キー」に、ファンクションのカスタム配置ができるようになりました。筆者の感覚としては、あえて変更せずに“そのまま”でいいんじゃないかと思うのですが、使用する頻度が比較的少ないControlキーに「Esc」キーを割り当ててみたら、けっこう快適になりました。

意外によかった! iPadで使うトラックパッド

Magic Keyboardで追加されたトラックパッドの操作性が気になるところですが、まだ発売されていないので実際に試すことはできません。そこで、アップル純正の「Magic Trackpad 2」をiPad Proに接続して使い勝手を検証したいと思います。

iPadOS 13.4では、トラックパッドの設定が新設されました。Bluetoothの設定からMagic Trackpad 2をペアリングすると、「設定」→「一般」のリストの中に現れます。

選択すると、ポインターの動く速さ調節のほか、上下スクロールの方向を「指を動かす方向に移動」させるかを選べます。ほかにも「タップでクリック」「副ボタンのクリック(右クリック操作)」のオン・オフが用意されています。Macユーザーなら即座になじめるでしょう。

Magic Trackpad 2で試す限りでは、iPadOSとジェスチャー操作の親和性はとても良いと感じました。3本指でトラックパッドを下から上にスワイプするとホーム画面に戻り、そこからさらに3本の指で下から上にスワイプするとアプリスイッチャーが立ち上がります。3本指の左右スワイプは、フルスクリーン表示中のアプリや、Slide Overで動かしている複数のアプリの高速スイッチになります。

iPadは画面のタッチ操作ができるデバイスなので、トラックパッドは不要かと思っていました。ですが、特に自宅でiPad Proを使っている時にトラックパッドやマウスがあると、画面に指で触ることが減るので、画面をきれいなままに保てます。新型コロナウィルスへの日常的な対策としても有効だと思います。

2種類のキーボードが作業効率を高めてくれそう

Magic Keyboardは、フルサイズのバックライトキーボードに、iPad Proのディスプレイと背面の両方を守ってくれるケース、そしてiPad Proの画面の角度が自在に変えられるフローティングカンチレバーを搭載しています。重量は公開されていませんが、もしかすると重さはそれなりにあるのかもしれません。

iPad Proを屋外に持ち出して使うなら軽いSmart Keyoboard Folioを装着し、オフィスや自宅で作業する時にはMagic Keyboardに付け替える、といったふうに使い分ければ、iPad Proによるクリエイティブワークの生産性がさらに高められるのではないでしょうか。


著者 : 山本敦(やまもとあつし)

ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。

山本敦

最終更新:4/10(金) 16:00
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