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オンライン授業をいち早く実施のアメリカ、日本人講師が感じた大切なこととは...

4/10(金) 6:30配信

ハフポスト日本版

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、日本でもついに緊急事態宣言が発令された。

感染者数が世界最多となっているアメリカでは、多くの州でロックダウンが実施されており、学校も休校となっている。アメリカでは通常でもオンライン授業を提供している大学も多いが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、早い大学では3月中に全ての学内授業をキャンセルし、オンラインへの切り替えを実施している。

実際、アメリカの大学でのオンライン授業はどのように行われているのだろうか?

すでにオンライン授業を先行しているアメリカの大学で臨済宗の授業を教えている、住職・講師の松原正樹さんに話を聞いた。

アメリカの中でも、感染が拡大しているニューヨークに住む松原さん。臨済宗妙心寺派佛母寺住職であり、ロードアイランド州にある名門、ブラウン大学の宗教学部で客員講師をしている。大学では週に1回、日本の臨済宗について授業を行なっている。

3月20日に事実上の「外出禁止令」が出されたニューヨークでの生活は緊張感が高まっており、「この1週間、一度も外出していない」と話す。

松原さんに大学からメールが来たのは3月8日ー。まだアメリカ国内での感染者は少なかった時期だ。しかしメールには、キャンパスから学生たちを退去させ、授業のオンライン切り替えを要請する内容が書かれていたという。

「始めの1週間はあくまで『要請』なので、出来る限り切り替えて、ということでした。私の授業は金曜日で数日準備期間があったので、その週からすぐ切り替えました」

大学はその後の1週間を休講とし、オンライン授業への移行の準備期間となったそうだ。そしてその後1週間の春休みがあり、3月30日から学校が再開した。

ZOOMでのオンライン授業

松原さんは、大学でオンライン授業を実施した経験はなかったというが、スムーズに実践できていると話す。

「大学側から、オンライン授業への切り替えノウハウが共有されましたが、どちらかというと、仲間の教授たちの間で『Zoomを使ってこうやると簡単だよ』といった知恵を共有しあって、ラクに切り替えられました」

授業はZoomで会議するのと同様、時間を設定し、松原さんがログインして待っていると、続々と学生たちが集まってくるという。クラスの学生は16人だ。画面には自分と学生の顔が映り、時にはパワーポイントの資料を映して授業を進めるという。

松原さんが教えているブラウン大学は、彼のニューヨークの家からは急行電車で3時間以上かかる。そのため、オンライン授業に変わり通勤がなくなった今は、だいぶ楽になったとも話す。

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最終更新:4/12(日) 11:42
ハフポスト日本版

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