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新型コロナ後「テレワークを始めた夫に暴力を振るわれた」 世界でDVが深刻化、日本の対応は?

4/10(金) 12:11配信

BuzzFeed Japan

世界各地で猛威を振るっている新型コロナウイルス。多くの人が経済的打撃を受け、外出自粛によるストレスも高まる中、家庭内暴力(DV)被害の深刻化が世界中で懸念されている。【BuzzFeed Japan/伊吹早織】

日本でも、全国の支援団体や自治体の窓口にはすでに、新型コロナに関連した相談が多く寄せられている。内閣府は補正予算案に1億5千万円を計上し、相談体制の拡充に充てていきたいとしている。

「在宅勤務になった夫が暴力を振るうように」

全国65団体が加盟している「全国女性シェルターネット」は3月30日、新型コロナによる影響が拡大する間、DVや児童虐待を防ぐために、国に対して求める対応をまとめた要望書を提出した。

宛先は安倍首相のほか、橋本聖子・男女共同参画担当相、加藤勝信・厚生労働相になっている。

要望書では「すでに起きている状況」として、3月下旬ごろから全国のDVシェルターや自治体の窓口に寄せられた相談の声が記されている。

「夫が在宅ワーク、子どもも休校となったため、ストレスがたまり、夫が家族に身体的な暴力を振るうようになった」

「夫がテレワークで自宅にいるようになり、これまで長時間労働ですれ違っていた夫が妻に家事一切を押し付け、ことごとく文句を言い、モラハラが起こってきた」

新型コロナの影響でこうした被害が起きている一方で、窓口や支援団体に相談することも、より一層難しくなっている。

「自治体の相談センターが面談を中止するところも少なくないため、DVが悪化していても相談支援につながりにくくなっている」

「電話だけでなく面接で相談したいが、新型コロナの影響をとても気にして、電車に乗るのも怖く面談にも来られない。もっと手軽なSNSで相談ができるようにして欲しい」

「DVを受け、かねてから母子で家を出ようと準備していたが、自営業の夫が仕事がなくずっと在宅し、家族を監視するようになったので、避難が難しくなり、絶望している」

政府は緊急経済対策として、収入が減った世帯に現金30万円を支給する方針などを打ち出している。

しかし、こうした「世帯ごと」の支援策では、DV被害を受けて避難している当事者などがこぼれて落ちてしまう可能性もあるという。

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最終更新:4/10(金) 12:14
BuzzFeed Japan

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