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英教育誌・大学ランキング、「梅光学院大」「創価大」が躍進のワケ

4/10(金) 13:29配信

ニュースイッチ

 英教育誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)が日本の大学の教育力で行う「THE世界大学ランキング日本版2020」は、国際性の順位を上げた大学が目立つ結果となった。国際性トップ10はすべて公私立大学だが、20番台には複数の国立大学がランクイン。理工系の留学生受け入れが多い東京工業大学、長岡技術科学大学、旧帝大の東北大学、北海道大学が健闘した。

総合順位では東大だけど、「教育資源」でトップだった大学とは

 今回のランキング対象校は278校。指標は大きく4分野で、50位までに入った私立大の数は教育資源14校、教育充実度24校、教育成果15校、国際性31校。私立大は教育充実度と国際性が強い。特に国際性の順位上昇が目立ち5位の梅光学院大学(昨年は15位)、6位の創価大学(16位)、10位の関西外国語大学(18位)などがトップ10入りだ。国立大も近年、国際性の強化を進め、24位の東北大学(46位)、38位の大阪大学(47位)、40位の京都工芸繊維大学(51位)で成果が出ている。

 大学関係者など約600人が参加したウェブセミナーで、THEチーフ・データ・オフィサーのダンカン・ロス氏は「国際が強い大学グループは、日本人の留学比率が高い国際的な私立大と、外国人学生の受け入れが多い旧7帝大(など研究型大学)からなる」と説明。学生の満足度調査や高校教員の評判調査などからなる教育充実度と、国際性の相関は「国際的な私立大では強い相関があるが、旧帝大は明確でない」と分析した。

<解説>
 ランキングの4分野のうち、「国際性」は50位までに私大が31校ランキングし、国公立大をぐっと抑えているのが印象的だ。私立大は国立大と異なって、「研究はsosoでよいが、なにより教育」であり、社会人力アップに期待の大きい留学の制度充実に注力する(資金投入も)ことが重視されるのだろう。本文に書いたように梅光学院大、創価大、関西外大などが、順位を上げて新たにトップ10に入った。私大の国際性の競争はますます激しくなりそうだ。
(日刊工業新聞・山本佳世子)

最終更新:4/10(金) 13:29
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