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【鍛治舎監督LINE全文】今、この瞬間を精一杯生き抜く!!その言葉を噛み締めて顔晴るんだよ

4/10(金) 22:38配信

中日スポーツ

 高校野球で今春のセンバツ大会に出場予定だった県岐阜商の鍛治舎(かじしゃ)巧監督(68)が10日、本紙の電話取材に応じ、現在活動休止中の部員にLINEで熱いエールを送ったことを明かした。秀岳館(熊本)で指揮を執っていた2016年には熊本地震に見舞われ、今回と同様に一時活動休止状態を余儀なくされながらも同年夏の甲子園で準決勝に進んだ。LINEでは当時の様子とともに「今が踏ん張り時」などつづられ、選手の背中を押している。

 ▼鍛治舎監督が8日に部員へ送ったLINE全文(原文まま)

   ◇   ◇

 選手諸君へ

 本日入学式があり、新入部員25名が仲間に加わりました。総勢75名!!力を合わせて顔晴ろう!!

 毎日のLINE報告有り難う。自主トレは、集まって出来ないけど、皆よく顔晴っているな!!

 しっかりした自覚が出来てきつつある。頼もしい限りです。

 今年の夏に向けたチームづくりは路半ばですが、このコロナウイルス禍で、皆の自覚と覚悟が1段上がったように感じます。5月6日辺りまで部活動禁止が継続になるとは思いますが夏が楽しみです。予選までに、この状況が収まるかどうかだね・・・

 コーチが毎日グラウンド整備をしてくれています。

 私は4年前を思い出します。

 熊本地震、食堂業者が被災して学校に来れない。食材も入らず調理も出来ずで、部員のほぼ全員が寮生だったから帰省させることになりました。

 残された私は、1日数十回震度3~4超の地震が襲って来たから、かなり恐怖感はあったけど、午前中は、系列の中九州短大副学長としての勤務、午後に秀岳館高校に向かい、トラクターでグラウンド整備や地割れした箇所の穴埋め、草むしりを選手が帰ってくるまでの約1カ月間、自分がグラウンドを守り切る覚悟でやりました。

 親の同意書を持って半数弱の選手が帰って来たのが5月8日でした。今回もその時期になりそうです。4年前の秀岳館と同じ状況です。

 但し秀岳館とは、14~22時=全体練習8時間という練習量が違うし、5月8日以降夜中1時まで練習、3時間寝て、朝6時30分~8時15分まで打ち込みしたから、出来ることで、県岐商とは大きな差があるけどね。4年前は全国で熊本だけが地震被害を受けて、他の都道府県は全く通常練習だった。その中で、熊本から出場して、春に続く甲子園ベスト4と、日本一まで後一歩まで勝ち進みました。今は日本全国同じ状況環境です。有利不利大差はないぞ!!

 コロナウイルスの収まり具合と皆の覚悟・自覚次第で夏が決まるんだよ。今が踏ん張り時です。目の色変えて自主トレしてください。群れないから自分に妥協しないようにね!!必ずそれが夏の結果に繋がるからね。

 【而今(じこん)】という正法眼蔵に出てくる仏教用語があります。

 ~過去に囚われず、未来に囚われず、今、この瞬間を精一杯生き抜く!!~

 そういう意味です。

 コロナウイルスは天災です。誰にも責任はない。苦情も言えない。非常時は、権利主張より責任を全うすることが優先します。私たち公立校には、感染被害防止に積極的に協力するという責任があります。毎日ひたすら

 今、この瞬間を精一杯生き抜く!!その言葉を噛み締めて顔晴るんだよ。君たちを信じています!!

 監督・鍛治舎巧

最終更新:4/10(金) 22:38
中日スポーツ

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