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学力の土台や将来に役立つ!「非認知能力」の伸ばし方

4/12(日) 10:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

忍耐力や協調性、意欲といった一般的に学力テストなどでは測れない「非認知能力」に昨今、注目が集まっています。それは、読み書き、計算などと違い、成果が見えにくいものですが、幼児期に伸ばしておくことで、小学校以降の学力の土台となったり、将来的な成功に結びつきやすかったりということがわかってきたためです。
 東京大学名誉教授・白梅学園大学名誉学長の汐見稔幸先生に家庭でできる「非認知能力の伸ばし方」についてお話をうかがいました。

「非認知能力」は日常の中で育つ

―幼児のお子さまをおもちのかたを対象にアンケートを行った結果、「非認知能力」という言葉を知っているかたのうち約62%のかたが、「非認知能力」を伸ばすために何か取り組みたいが、何をやればよいかわからないと回答しました。

※0歳~5歳までのお子さまをおもちのおうちのかた515人のうち、「非認知能力」という言葉を知っていた134人を対象に2018年12月にマクロミルで実施したアンケートより。

 汐見:「非認知能力」とは、決められたことを粛々とこなすのではなく、生活の中で工夫する体験や、遊びの中で育むことができるスキルです。たとえば、遊びの手順を考える、試行錯誤する、没頭する…これらの 体験は、すべて「非認知能力」を伸ばすために役立ちます。また、子ども同士で相談したり、頼ったり、頼ら れたりする体験も、社会性やコミュニケーション力、対人関係力などに結びつきます。日常の遊びや生活の 中で伸ばしていける力なので、子どもと丁寧に会話したり、一緒になって遊んだり、何かものを作ったりす る体験をたくさんすることがおすすめです。

AI時代を生き抜くのに必要なのは「思考力」

 これからはAI(人工知能)時代になっていきます。だからこそ、コンピュータが考えられない感性や思考力が重宝されます。親は子どもが絵を描いているときに、「なんで葉っぱを赤で描くの?夏の葉っぱは緑でしょ」などといった声をかけるのではなく、「どうしてこう描いたの? 教えて!」と聞いてみたり、「おもしろいねー」と共感したり。その子のこだわりを否定せずに認めてあげることが大事です。また、「ママはこう思うよ。あなたはどう思う?」というある意味対等な会話をすることです。そうやっていくことで、子どもも一生懸命考え、必然的に思考力が伸びていきます。
 思考力があれば、AI時代も生きていけます。面倒なことはAIに任せ、我々は楽しめばいいのです(笑)。
そういう時代になるのであれば、機械ではできない発想のおもしろさやこだわりを大事にしたいですね。

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最終更新:4/12(日) 10:20
ベネッセ 教育情報サイト

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