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インドが医薬品成分の生産拡大へ-中国に代わる供給国を目指す

4/14(火) 11:44配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): インドは医薬品成分の生産を拡大し、世界各国の医薬品メーカーにとって中国に代わる供給国になる計画だ。こうしたメーカーは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中国の工場稼働停止で打撃を受けた。

計画に詳しい関係者が情報の未公表を理由に匿名で語ったところでは、インド政府は国内生産を増やし中国に代わる存在になる政策を積極的に実行し始めた。「チャイナプラスワン」と呼ばれるこの戦略には必要不可欠な医薬品成分の特定や国内メーカーへのインセンティブ付与、経営難に陥っている国有メーカーの立て直しが盛り込まれているという。

新型コロナがパンデミック(世界的大流行)となる以前に中国ではその影響で経済活動がかなり広範に停滞し、世界的なサプライチェーンが遮断された。ジェネリック(後発薬)の世界最大の輸出国であるインドでは原料不足が生じ、中国の輸入品への依存が露呈した。インドは原薬と中間体の約70%を中国から輸入している。

今回の新型コロナ危機では基本的な医薬品成分供給での中国の強固な立場にインドが挑む機会も生まれている。

インド政府は先月、医薬品製造で3つの拠点を設立するための1400億ルピー(約2000億円)規模のファンドについて発表した。関係者によると、同国はその後、優先的に生産を拡大する53の主要な出発物質と医薬品有効成分(API)を特定した。これには解熱鎮痛剤パラセタモールのほか、ペニシリンやシプロフロキサシンといった抗生物質が含まれる。

原題:India to Boost Drug Ingredient Output to Pare China Reliance (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Shruti Srivastava

最終更新:4/14(火) 11:44
Bloomberg

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