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英アストラ、抗がん剤がコロナによる過剰な免疫反応抑える効果検証へ

4/15(水) 9:47配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 英製薬会社アストラゼネカは新しい抗がん剤の1つが新型コロナウイルス感染症(COVID19)の一部患者に見られる過剰な免疫反応を鎮める効果があるか検証するため臨床試験を開始する。

14日の発表文によると、アストラゼネカのブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害剤アカラブルチニブ(商品名「Calquence」)は新型コロナで生じる炎症を抑え呼吸困難の程度を緩和する可能性がある。BTKは炎症にかかわるタンパク質。一部のCOVID19患者でこのウイルスが「サイトカインストーム」と呼ばれる過剰な免疫反応を引き起こし、命に関わることもあり得る。

大規模な無作為化試験でアカラブルチニブは集中治療を受けている患者を含むCOVID19の入院患者に投与される。数日中に米国と一部の欧州諸国で最初の参加者を募集する。アカラブルチニブを最善の対症療法と併用することで、人工呼吸器が必要な患者が減ると同社は期待している。

同社のがん研究部門責任者ホセ・バゼルガ氏はインタビューで、「このウイルスが引き起こす炎症反応を阻害できれば、命を救える可能性があるとわれわれは考えている」と述べた。

原題:Astra to Test Cancer Drug Against Lethal Covid-19 Reaction (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Marthe Fourcade, Suzi Ring

最終更新:4/15(水) 9:47
Bloomberg

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