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新型ウイルスのワクチン3種、臨床試験始まる 中国・科学技術部

4/16(木) 15:42配信

CNS(China News Service)

【CNS】中国・科学技術部社会発展科技司の呉遠彬(Wu Yuanbin)司長は14日、中国が進めている新型コロナウイルスのワクチンの開発状況について、3種類の臨床試験が許可され、始まったことを明らかにした。国務院「共同対策メカニズム」の新型ウイルスの薬の研究・開発、ワクチン製造などの科学研究テーマについての記者会見で述べた。

 呉司長によると、感染発生の当初、研究チームはワクチン開発を主な目標の一つとして位置づけ、開発の成功率を最大限引き上げるため複数の異なる技術と可能性を比較分析。「不活化ワクチン」「核酸ワクチン」「組み換えたんぱく質ワクチン」「アデノウイルスベクターワクチン」「弱毒型インフルエンザウイルスベクターワクチン」の5種類で開発を進めることにした。

 現在、臨床試験の許可を得たワクチンは3種あり、初めに許可を受けたのは、陳薇(Chen Wei)院士が率いる「アデノウイルスベクターワクチン」だ。3月末に第1期臨床試験の接種を終了し、9日より第2期臨床試験の志願者募集を開始している。これは、世界で最も早く第2期臨床試験に入った新型ウイルスワクチンの一種だ。

 国家薬監局は12日、中国生物武漢生物製品研究所(Wuhan Institute of Biological Products)と中国科学院武漢病毒研究所(Wuhan Institute of Virology, CAS)が共同で申請した「不活化ワクチン」を許可し、臨床試験を開始した。さらに13日には、北京科興中維生物技術(Sinovac Research & Development)が開発する不活化ワクチンの臨床試験を許可した。

 その他のワクチンについても開発を加速する。「弱毒型インフルエンザウイルスベクターワクチン」の開発は、ワクチン株の選定と検査法は確立しており、品質制御と品質鑑定研究の段階に入っている。動物実験と安全性評価についても同時に展開中とされる。

 ワクチンの使用開始時期については、安全で効果があることを前提として進めるとしている。現在、中国のワクチン開発で最も進んでいる「アデノウイルスベクターワクチン」は第2期臨床試験に入ったが、まだ第3期臨床試験があり、それぞれの臨床試験の結果によって使用の可否を判断し、審査と認可をしていかねばならないとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News

※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

最終更新:4/16(木) 15:42
CNS(China News Service)

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