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コロナ学校閉鎖でゲームを活用した学習コンテンツが増加。マインクラフトは無料公開へ

4/21(火) 10:00配信

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世界的な学校閉鎖、教育機会の損失防ぐためマインクラフトは学習コンテンツを無料公開

新型コロナの影響で世界中の学校は閉鎖を与儀なくされている。UNESCOのデータによると、3月23日学校閉鎖措置を実施する国の数は124カ国、影響を受ける子供の数は12億5400万人だった。

4月15日時点では、この数は191カ国、15億7500万人に増加。世界全体の就学者の91.3%に相当する数だ。

オンライン学習導入が求められるところだが、リソースが揃っている学校は少なく、多くの学校は実質的に休暇状態になっていることが想定される。

この状況下、子供たちの自主的な学習を促したいと考える親は多いはずだが、ゲームに夢中になっているというのが現実だろう。

しかしゲームは活用次第で非常に優れた学習ツールとなる。大人がうまくナビゲートすれば、普段以上に学習を進めることが可能になるかもしれない。

日本でも人気の高いオンラインゲーム「マインクラフト」。世界的な学校閉鎖を受け、学校に行けない子供向けに学習コンテンツを拡充している。プログラミング、歴史、生物学、エネルギーなど様々なトピックを無料で学ぶことが可能だ。

これらの学習コンテンツは、マインクラフトのマーケットプレイスで入手できる。3月24日、学校閉鎖による学習機会損失の影響を緩和する目的で無料公開された。6月30日まで無料でダウンロードできる。

単なるゲームだから大したことはないだろうと思う人もいるかもしれないが、各コンテンツの質や学習領域を鑑みると、未来の教育のあり方を示す試金石として見て取ることもできるため、侮ることはできない。

たとえば今回無料公開されたコンテンツの1つ「Lumen: City Challenge」。ベルギートップ大学の一角ルーベン・カトリック大学とエネルギー関連研究組織EIT InnoEnergyが開発に携わった本格的なサイエンス系学習コンテンツだ。街づくりを通じて、化石燃料と代替可能エネルギー、汚染、財政収支について学べるようになっている。

プレーヤーは街を大きくしていくとともに市民の健康や幸福度も高めるミッションを担う。街を大きくするとエネルギーが必要になる。その際、安い化石燃料を選択することで、支出を抑え、エネルギーを供給することが可能となる。しかし、汚染度が高まり市民の健康パラメータは下がってしまう。

代替可能エネルギー源と化石燃料のバランスを取り、エネルギー需給をマッチさせ、財政のバランス、市民の健康を維持させる、多角的な視点を養うことができる学習コンテンツになっているのだ。

また同じシリーズである「Lumen: Power Challenge」は、風力、太陽光、原子力など様々な発電の種類とそれぞれの発電メカニズムを学ぶことが可能だ。

このほかNASAとの連携によって開発された宇宙ステーションについて学べるものや海洋生物学を学べるもの、またプログラミングを学べるものまで多用な学習コンテンツが無料公開されている。

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最終更新:4/21(火) 10:00
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